ソウル大学「韓国語」文法解説の和訳

 

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1A

(223ページ)

第1課



1.인사말(あいさつの言葉)  p55

説明:안녕하세요?は、誰かに会った時に行う最も一般的なあいさつで、時と関係なく、朝・昼・夜のいつでも使用可能だ。

補足説明:かしこまった状況では안녕하십니까?を使用する。

説明:만나서 반가워요は誰かに初めて会った時に行うあいさつだ。

補足説明:かしこまった状況では반갑습니다を使用する。

説明:안녕히 가세요と안녕히 계세요は、共に別れる時に使用するあいさつで、その場所を離れる人には안녕히 가세요とあいさつし、その場所に残る人には안녕히 계세요とあいさつする。

補足説明:かしこまった状況では안녕히 가십시오と안녕히 계십시오を使用する。

2.N은/은 N이에요/예요 (~は~です) p56

説明:은/는は、文の主語を表す時に使用する。

品詞:名詞と結合する。

(224ページ)

説明:이에요/예요は、かしこまっていない状況で主語の状態や属性を問答する時に使用する。

品詞:名詞と結合する。

補足説明:文の終わりを上げると質問になり、文の終わりを下げると答になる。

3.N입니까?, N입니다 (~ですか、~です) p58

説明:かしこまった状況で主語の状態や属性を問答する時に使用する。

品詞:名詞と結合する。



4.N이/가 아닙니다 (~は~ではありません) p59

説明:かしこまった状況で主語の状態や属性についてのある事実を否定する時に使用する。

(225ページ)

品詞:名詞と結合する。

補足説明:かしこまっていない状況では이/가 아니에요を使用する。

 

第2課


1.N이/가 있어요[없어요] (~がいます/あります) p73

説明:N이/가 있어요は、人や事物を持っている時に使用する。N이/가 없어요は、人や事物を持っていない時に使用する。

品詞:名詞と結合する。

補足説明:話す時は이/가を省略できる。



2.이거는[그거는, 저거는] N이에요/예요 (これは/それは/それは~です) p74

説明:이거는は、話し手から近い物を指して称する時に使用する。 

그거는 は、聞き手から近い物を指して称する時に使用する。

저거는 は、話し手と聞き手から遠い物を指して称する時に使用する。

(226ページ)

品詞:名詞と結合する。

補足説明:話す時は는を省略できる。

説明:그거は、先に前もって提示して聞き手が知っていることに再び言及する時も使用できる。

補足説明:かしこまった状況では、이것은[그것은, 저것은] N입니까?, N입니다を使用する。

3.N 주세요 (~(を)下さい) p.77

説明:相手に何かをくれと要請する時に使用する。

品詞:名詞と結合する。

補足説明:'좀'を共に使うとより丁寧な感じを与えられる。

4.N하고 N, N과/와N  (~と~) p.78

説明:하고は、名詞と名詞を連結する時に使用する。話す時に主に使われる。

品詞:名詞と結合する。

(227ページ)

説明:과/와は、하고と同じく名詞と名詞を連結する時に使用し、かしこまった状況で、あるいは、文を書く時に主に使われる。

品詞:名詞と結合する。

補足説明:N(이)랑 Nは、話す時に主に使われ、かしこまった状況では使用しない。

補足説明:二つの文を連結する時、'하고'を接続詞として使わないように注意する。

 

第3課

 

1.V-아요/어요 (~します)

説明:かしこまっていない状況で現在の事実について説明する、または、質問する時に使用する。

品詞:動詞と結合する。

補足説明:近い未来に予定されている事実について話す時も使用できる。

(228ページ)

補足説明:一般的な事実や習慣的な行動を話す時も使用する。

 

2.N을/를 (~を)

説明:ある名詞が動詞の影響を受ける対象であることを表す。

品詞:名詞と結合する。

補足説明:話す時は省略することもできる。

 

3.N에서 (~で)

説明:場所の名詞とともに行動が起きる所を表す時に使用する。

品詞:名詞と結合する。

 

4.안 V (~しない)

説明:否定文を作る時に使用する。

品詞:動詞の前で使う。

補足説明:공부하다、웅동하다のように名詞と'하다'が結合した動詞を否定する時は、その名詞と하다の間に안を使う。

 

第4課

 

1.여기가 N이에요/예요 (ここが/ここは~です)

説明:現在位置している所や場所について問答する時に使用する。

品詞:場所の名詞と結合する。

補足説明:여기は、話し手が自分のいる所、または自分から近い所を指す時に使用する。

저기は、話し手と聞き手の双方から遠く離れている所を指す時に使用する。

거기は、話し手からは遠く聞き手からは近い所を指す時、または、前ですでに言及した場所又は考えの中の場所を指す時に使用する。

 

2.N에 있어요[없어요] (~にあります/ありません)

説明:人や事物が存在する、または位置する所を指す。そこに主語となる人または事物が存在する場合は있어요を使用し、その反対の場合は없어요を使用する。

(230ページ)

品詞:名詞と結合する。

補足説明:N에は主語の前に来ることができる。

補足説明:現在の会話の話題となる場所、または、前ですでに提示されて聞き手が知っている場所に再び言及する場合は에는を使用するのが自然だ。この時、에는は、その場所を具体的に強調する意味を持つ。

 

3.N에 가요[와요] (~に行きます/来ます)

説明:場所の名詞とともに、その場所へ移動していることを表す時に使用する。話している所ではない別の場所を目的地とする場合は가요を使用し、話している所を目的地とする場合は와요を使用する。

品詞:名詞と結合する。

(231ページ)

補足説明:話している所が目的地でなくとも、その場所が話し手の領域に属する場合は「와요」を使用する。

 

4.N 앞[뒤, 옆] (~前・後・横)

説明:名詞とともに使い、人または事物の位置をその名詞との位置関係を通して表す時に使用する。名詞が向かっている所に位置すれば앞前を、その名詞が向かっている方向と反対になるところに位置すれば뒤後ろ・裏を、その名詞の左側または右側に位置すれば옆横・隣りを使用する。

品詞:名詞の後ろで使う。

補足説明:主に에 있어요[없어요]と共に使う。

補足説明:質問に出た言葉に答えて再び使用する時は은/는で答えるのが自然だ。さらに話す時は答えのN은/는を省略できる。

補足説明:基準となる名詞を先に言い、続けて앞または뒤、옆を言う。順序が変わらないように注意する。

 

第5課

 

1.날씨와 요일 (日にちと曜日)

説明:日にちを表す時は월月を先に使い、その次に일を使う。월は特定の名前が存在せず、数字と結合してその意味を有する。

品詞:数字と共に使う。

補足説明:월は数字とそのまま結合するが、6월と10월は유월, 시월と使う。

補足説明:며칠何日は日にちを問う時にだけ使用するが、언제いつは日にち・曜日・時間などさらに広い範囲について問う時に使用する。

内容:요일曜日は一週間の各日を意味する。

品詞:월月, 화火, 수水, 목木, 금金, 토土, 일日と共に使う。

補足説明:요일曜日を問う時は、몇 요일と言わずに무슨 요일と言わなければならない。

 

2.N에 (~に)

説明:時間名詞とともに行動が起きた時を表す時に使用する。日にち、曜日、特定の日と共に使われる。

品詞:時間名詞と結合する。

補足説明:時間を表す名詞とともに使うが、「어제昨日、오늘今日、내일明日、지금今」とは結合しない。

補足説明:時間が前ですでに言及されて聞き手が知っている場合、「에는には」を使用するのが自然だ。この時、「에는」はその時間を具体的に強調する意味を持つ。

 

3. V-았/었- (過去形)

説明:過去に起きたことを表す時に使用する。

品詞:動詞と結合する。

補足説明:「-았-」の場合も「-어요」と結合する。

(234ページ)

補足説明:「이에요/예요」の過去形は「이었어요/였어요」を使う。

 

4.V-고 (~して)

説明:二つの事件をその時間的前後の関係に従って順番に羅列する時に使用する。

品詞:動詞と結合する。

補足説明:過去の行為だからといっても「-고」の前には過去の時制を使用しない。時制は後ろに来る文にだけ使う。

補足説明:前、後ろの行為の主語が同一の場合、後ろの文の主語は省略する。

補足説明:先行節と後行説を変えると意味が変わる。

補足説明:次のように使わないように注意する。

 

(235ページ)

第6課

1.V-(으)세요 (~しなさい、~してください)

説明:格式張っていない状況で他人に要請または提案し、または、丁寧に命令する時に使用する。

品詞:動詞と結合する。

補足説明:「좀」を共に使うとより丁寧な感じを与えることができる。

補足説明:格式張った状況では「-(으)십시오」を使用する。

 

2.N 개[병, 잔, 그릇] (~個、~本、~杯、~杯)

説明:事物の個数を数える時に使用する。事物の種類により「개、병、잔、그릇」の中から選んで使う。

品詞:数冠形詞(한, 두, 세, 네...)と共に使う。

(236ページ)

補足説明:事物の名前を先に言い、その次に数字、最後に「개、병、잔、그릇」の単位名詞を言う。

補足説明:「1、2、3、4」は、単位名詞とともに使う場合、「하나, 둘, 셋, 네」ではなく「한, 두, 세, 네」で使う。

 

3.N이/가 A-아요/어요

説明:格式張っていない状況で名詞の現在の状態または性格について説明・質問する時に使用する。

品詞:形容詞と結合する。

補足説明:韓国語の形容詞は動詞のように単独で主語を叙述する。

補足説明:形容詞が叙述する名詞はその文の主語なので、主格助詞である「이/가」と共に使われる。

補足説明:名詞の過去の状態を表す場合は「-았어요/었어요」を使用する。

 

4.N도

説明:ある事を前提にし、その上に加えるという意味を表す時に使用する。

(237ページ)

品詞:名詞とともに使う。

補足説明:「도」は「은/는」、「을/를」のような助詞と一緒に使用できない。

補足説明:主語または目的語以外の機能を果たす時は他の助詞と共に使用できる。

 

 

第7課

1.「ㅂ」変則

説明:「ㅂ」パッチムで終わる形容詞または動詞の一部は、母音で始まる語尾と結合する時にパッチム「ㅂ」が「우」に変わる。「ㅂ」変則の形容詞は「덥다, 춥다, 어렵다, 쉽다, 맵다, 무겁다, 가볍다」だ。

品詞

(238ページ)

補足説明:「ㅂ」パッチムで終わる形容詞または動詞には変則活用をしないものもある。

좁다狭い, 입다着る・履く, 잡다掴む・捕まえる

 

2.A/V-지만

説明:ある事実または内容をまず言い、続いてそれとは反対の事実または内容を言う時に使用する。

品詞:形容詞・動詞と結合する。

補足説明:二つの事実を対照する時は「은/는」を使う。

補足説明:先行節と後行節の主語が同一の場合、後行節の主語は省略する。

補足説明:過去の事実をいう時は「A/V-았지만/했지만/었지만」の形で使う。

(239ページ)

補足説明:次のように使わないように注意する。

 

3.A/V-습니다/ㅂ니다

説明:格式張った状況でその分を丁重に締めくくる時に使用する。

品詞:形容詞・動詞と結合する。

補足説明:格式張った状況で質問する時は「-습니까/ㅂ니까?」と使用する。

 

4.A/V-고

説明:前後の関係ではない二つの事実または内容を羅列する時に使用する。

品詞:形容詞・動詞と結合する。

(240ページ)

補足説明:先行節と後行節の主語が同一の場合、後行節の主語は省略する。

補足説明:先行節と後行節の主語が違う場合も使える。

補足説明:先行節と後行節が入れ替わっても意味は同じだ。

補足説明:次のように使わないように注意する。

補足説明:時間の前後関係の「V-고」(第5課)と羅列の「A/V-고」(第7課)の比較

時間の前後関係の「V-고」(第5課) 羅列の「A/V-고」(第7課)
①時間的前後関係に沿って順次に羅列する時に使用する。 前後関係ではない事実または内容を羅列する時に使用する。
②先行節と後行節を入れ替えると意味が変わる。 先行節と後行節を入れ替えられる。
③動詞と結合する。 形容詞・動詞ともに結合する。

 

第8課

1.V-(으)ㄹ까요?

説明:決まっていないあることについて相手方の意思を訊き、または提案する時に使用する。

品詞:動詞と結合する。

(241ページ)

補足説明:「-(으)ㄹ까요?」に対する回答として普通「-아요/어요」を使用するが、この時、「-아요/어요」は勧誘の意味を表す。

補足説明:意味上の主語は「우리私たち」となる。

補足説明:格式張った状況では「-(으)ㄹ까요?」に対する回答として普通「-(으)ㅂ시다」を使用する.。但し、「-(으)ㅂ시다」は目上に言う時は使用できない。

 

2.「ㄷ」変則

説明:「ㄷ」パッチムで終わる動詞の一部は、母音で始まる語尾と結合する時にパッチム「ㄷ」が「ㄹ」に変わる。「ㄷ」変則動詞は「듣다, 걷다」などがある。

品詞

補足説明:「ㄷ」パッチムで終わる動詞には変則活用をしないものもある。

받다

 

3.이[그, 저] N

説明:名詞の前に付けて、その名詞を具体的に指す時に使う。「이」は、話し手が自分から近い事物・人を指す時に使用する。「그」は、話し手からは遠く、聞き手には近い事物・人を指す時に使用する。「저」は話し手と聞き手の両方から遠く離れている事物人を指す時に使用する。

品詞:名詞の前で使う。

補足説明:「그」は、前ですでに言及した事物・人、または、考えの中の事物・人を指す時にも使用する。

 

4.A/V-네요

説明:新たに知った事実・内容について感嘆し、または感覚を表現する時に使う。

品詞:形容詞または動詞と結合する。

(243ページ)

補足説明:新たに知った事実が過去の出来事、または、既に完了した事件の場合、「-았네요/-었네요」を使う。

補足説明:「A-군요」「V-는군요」も新たな知った事実について感嘆して言う時に使うが、「A/V-네요」がもう少し柔らかい感じを与える。

補足説明;「-네요」は、新たな知った事実について話者の感嘆または感覚を表現するものなので、ある事実を他者から聞いて知った場合、その内容をそのまま受けて言うことはできず、聞いた内容についての話者自身の感覚・判断が出なければならない。

 

※以下、工事中。









 

 

 

 

 

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