ハングル能力検定試験と韓国語能力試験の難易度と対策

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2009.7.27


9月に韓国語能力試験がある。受講生のなかに受ける方が数名いるので、過去の問題を改めて調べてみた。

韓国教育財団 http://www.kref.or.jp/top.html

韓国語能力試験既出問題(ただでタウンロードできる!) http://kajiritate-no-hangul.com/KENTEI/TOPIK_data.html

1.難易度

ソウル大語学研究所に留学したときの経験(1-6級、研究班)を元に、同大のテキスト「韓国語」と比較してみる。ちなみにテキストは1-4級のみ販売されていて、5、6級および研究班のテキストは未発売。

試験の初級はテキスト2級修了程度、中級は4級修了程度にあたる。つまり、試験の1、2、3、4級はそれぞれテキストの1、2、3、4級にほぼ相当する。

問題は高級だ。筆記と聞き取りはともに5級修了程度。しかし韓作文があるので、そのための勉強が必要だ。それゆえ、敢えて当てはめると6級半ば程度、ということになる。

2.特徴

韓国政府が世界各国で行っている試験であるため、韓国で留学・就業できるかどうかが基準になっている。韓国で生きていくための、生活者としての韓国語の水準を問うているのだ。それゆえ、学習者としての能力が試される「ハングル」検定能力試験に比べれば文法・語彙・表現の出題水準が易しく感じられるだろう。

3.対策

①ソウル大のテキストを使って学習するのがもっとも確実で近道だ。これを基本に、②過去の既出問題を解き、③時間があれば過去問の音読と書き取りをして文法・語彙・表現を増やす。そうすれば万全だ。

もし、今使っているテキストが3級で、試験では4級合格を目指す場合は、テキストの予習をどんどん進めるのが最善の対策で、過去問を解くのはその後に回す。予習は、時間があれば本文・文法・練習問題を全て、それが無理なら本文と文法だけ、それも難しければ本文だけ進めればいいだろう。試験日まで4級テキストの予習が終了していれば言うことなし。その場合は過去問をどんどん解いていこう。

ただし、韓作文は別の対策が必須。400-600字(中級)、700-800字(高級)で作文してネイティブに添削してもらい間違いを確認する、という作業を重ねる必要がある。

そこで宣伝だが、金先生の韓作文講座を新設することにした。1レッスンのチケットで2回添削を受けられるという内容だ。希望する方はメールでご連絡ください。

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ついでに「ハングル」能力検定試験の過去問も調べてみた。

1.難易度

試験の5、4、3、準2級はそれぞれテキストの1、2、3、4級に相当する。問題は2級と1級だ。試験2級はテキスト6級半ばプラスアルファの水準。韓国語能力試験高級よりも難しい。つまり準2級と2級の間には「深くて暗い川がある」。テキストで言うと4級から5級を飛び越して6級に上がる飛び級だ。進むためには飛躍が要る。最難関の試験1級は研究班のテキストより難しい。ここでも韓作文能力の向上が鍵だ。ちなみに通訳案内士試験は、ハン検の2級と1級の中間ぐらいの難易度だ。

難しい順に並べると、

ハン検1級>通訳案内士試験>ハン検2級>能力試験高級

となる。

脱線するが、通訳案内士試験・韓国語能力試験6級・「ハングル」検定能力試験1級の全てに合格する、いわば韓国語試験三冠王(私の勝手な命名)を目指すならどうすべきか。

難易度と受験料を考えると、まずは能力試験から始め、併願を活用しながら6級に合格する。その後、ハン検2級→通訳案内士試験(2009年度受験料1万円弱)→ハン検1級の順で受ける、というのが経済的でもあり、いいのではないだろうか。

2.特徴

日本語母語者を対象とする試験ということもあるためか、生活力よりも学習力を重視している印象を受ける。能力試験と比べると、初級・中級は同水準。しかし上級(高級)の2級・1級の出題水準が高い。韓国語能力試験6級合格者は辞書さえあれば新聞や文学書を読める程度だが、ハン検1級合格者は辞書がなくてもそれらがすらすら読めてしまう、という具合だ。

3.対策

試験の5級から準2級まではテキストの1-4級を着実に学習すれば大丈夫。2級と1級は、新聞記事や文芸書を幅広く読む必要がある。りんどうむくげ工房の上級1・2のレッスンは、この2級・1級に合格するための力をつける上で大きな助けになるだろう。と、最後は手前味噌で締めくくってみた。

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