仮面1

不定期日記 2011年

일기

仮面2

HOME事業者概要韓国語レッスン韓国語学習不定期日記リンクお問い合わせ

過去の不定期日記 2011 2010 2009 2008 2007後半 2007前半 2006 2005 2004

 

2011.6.3


2日、4レッスン(1級、1級、1・2級、1級)4.5コマ。Hさん、CDの音を聞きこんで練習している成果だろう、発音と抑揚が極めてよい。Iさん、25課に進む。平日1コマずつ受けているから2ヶ月弱で1級を修了するだろう。職業柄か、覚えが早い。シューレ大学の授業後、近くの韓国料理屋で受講生と鍋に舌鼓を打つ。Iさん、28課に入る。もうすぐ1級修了だ。

本日2レッスン(4級、4級)。Yさん、久しぶりの受講。フリートーキングを中心に進める。Jさん、19課に進む。オーバーラッピングもシャドウイングもほとんど問題なし。高い水準だ。ここまでできれば言うことなしだ。

 

2011.6.1


翻訳添削で誤訳があった。穴があったら入りたい。受講者の水準がそれだけ高いということでもあるが。

2レッスン(1級、5級)。

1級のIさん、24課に進む。Iさんがショービジネスの世界で有名な人であることを知った。ネット検索したら画像があるある。ホームページもかっこよかった。韓流スターの来日公演を演出する予定だったのだが、震災と原発災害で流れたそうだ。

5級のOさん、18課に進む。3級から始めて5級の半ばまで来て、感慨深いものがある。

子どもに電話。そっけない対応。それでも数日振りに声を聞けて嬉しい。

『楽しく身につくフランス語』(学習研究社、2003)を2週間ほど前に読了。2ヶ月ちょっとかかった。難易度は韓国語にたとえると1級の前半に相当。入門編だ。フランス語の音に慣れ、「私でも話せるぞ」と思えたのが収穫。フランス語学習は一旦休止。Je suis fatigué.

断続的だが今も英西の学習は続けている。スペイン語はアンコールシリーズの入門編を繰り返し学習。今3回目。音読と書き取り。

 

2011.5.31


24日、2レッスン(1級、2級)と体験レッスン。

25日、2レッスン(5級、2級)。

26日、4レッスン(3級、1級、1・2級、1級)。

26日夜から韓国の済州島に出張。豊かな自然と汚染されていない(と思われる……)食べ物を満喫。本日午前0時過ぎに帰宅。

 

2011.5.21


9日、1レッスン(1級)。留学時には韓訳練習に重点を置いて予習・復習をすること、少なくとも本文、できれば文法の例文も一旦暗記することを助言。翻訳の仕事を請ける。

夕方、子ども。どういう文脈か忘れたが、「思い出をたくさん作るんだ」。

10日、1レッスン(1級)。

11日、3レッスン(5級、1級、2級)。

매연포집필터の訳は何?

答は「煤煙捕集フィルター」。

12日、4レッスン(2級、1・2級、2級、1級)。翻訳納品。

13日、2レッスン(3級、1級)3コマ。

14日、沖縄へ2泊3日の出張。沖縄は15年ぶり。

16日、続けて神奈川へ2泊3日の出張。同行通訳。

17日に次のようにつぶやいた。

「一昨日から通訳で出張。討論会と講演会で逐次を基本に時々同時。久しぶりだったので初日は思考回路が熱を帯び、メルトダウンしかけたが、ねぎまの燃料棒を5本ほど差し、ついで塩水ではなくウーロン茶で緊急冷却し、どこぞとは違って事なきを得た。直ちに影響はなかった。報告は2ヶ月後の予定だ。」

18日、計5日間の出張から戻る。4レッスン(1級、2級、1級、1級)。今後のことで子どもと話をする。

次のようにつぶやいた。

「同行通訳最終日。昨日は横須賀港で軍艦巡り。原子力空母のジョージ・ワシントンが停泊していた。続いて厚木基地。雨でよく見えない。夜、講演会。講演者の話に感動したのか、泣いている人がいる。質疑応答では同時から始めたが、疲れていたので逐次に切り替えた。飲み会でも通訳は続く。丸一日労働……」

「モノレールで浜松町に向かう。ゲストを羽田空港まで送り、先ほど出発口前で握手して別れた。済州島の珊瑚や赤蟹、フトイなどの希少種をはじめ豊かな自然の話を聞けた。5日間、韓国語を喋りっぱなし。通訳も翻訳も仕事自体が技術の研鑽になる。知らない単語がまだまだたくさんあった。日々是勉強。」

학도병の訳は何? 通訳時にすぐ出なかった単語。

答は「学徒兵」。

19日、5レッスン(1級、1級、1級、1・2級、1級)。翻訳の仕事を請ける。

20日、2レッスン(2級、4級)。授業の終わりにある報告を初めてする。

夜、子ども。今後のことについていろいろ話す。バトルをして、迷路の本を読んで寝る。

21日、2レッスン(1級、1級)と無料入門体験レッスン。

 

2011.5.7


昨日2レッスン(1級、4級)。Iさん、多忙の中を縫って2日前に予約が入ってのレッスン。Jさん、話す練習、ほとんど問題なし。午後、子どもを児童館に迎えに行く。ベネッセの教材と1時間ほどにらめっこ。ひらがなも上手に書けるようになったなあ。その後、バトルをして遊ぶ。「僕の本気の力を見せてやる」という子どもの左右の蹴りが私の尻を激しく襲う。だが彼はくすぐりに弱い。顔を真っ赤にして笑い転げながら「お父さん、やめて!」「お母さんに言うよ! それでもいいの!?」だって。

本日5レッスン(3級、2級、1級、1級、1級)7コマ。3級のTさん、3課の途中。多忙で復習できない点が辛いが、それでも構文も聞き取りも上手くなっている。2級のYさんとYさんのグループレッスン、家族写真の課で実際に家族写真を見せてもらいながら韓国語で説明。素敵だ。1級のHさん、学習し始めて1ヶ月ぐらいなのに発音がよくできていて驚く。毎日勉強していると言う。その成果だ。1級のIさん2コマ。23課に進む。順調。夏には2級に上がるだろう。1級のNさん、初授業で2コマ。カナダラの読みから。継続すれば必ず上達する。今日は久しぶりの長丁場で疲れた。

上級者対象の日曜集中講座の申し込みが本日二件あった。もう一件で開講となる。

政府発表の数値だけ見てもチェルノブイリ級の爆発と放射性物質の拡散が福島第一原発で起きたのに、おそらく3月21-22日の雨でホットスポットになった東京に親の都合で子どもを結局とどめ置き、食べ物・水・空気・土など内部と外部のヒバクから守れないでいる私は子どもにとって犯罪者だ。手を打たなければ。

 

2011.5.5


昨日2レッスン(1級、5級)と体験レッスン。Iさん9課に進む。Oさん、郵便局に勤めている友人の話になった。大変そうだ。体験レッスンのNさん、韓国と韓国語に対する熱い思いを語る。勉強になった。教科書とCDを早速購入し、1回2コマの授業を今週土曜日から始めることになった。熱意があれば必ず上達する。

本日2レッスン(1級、1級)。6月からソウルに語学留学するKさんは最後の授業。留学について助言する。対訳ノート作りや日記、自分の発音の定期的な録音、テレビだけでなくラジオを活用すること、友人作りなど。Iさん、9日修了。構文に長けている。発音も合格点。

金先生の集中講座が無事終了。受講生の感想文を読んだが、大分勉強になったようだ。集中講座は今回が初めてだったが、成果があった。今後も三連休や夏季・冬季にも開催するつもりだ。

金先生の日曜集中講座を6月から始めることになり、案内をホームページに載せた。

予習・復習をきちんとしさえすれば、韓国留学の半額の費用で、韓国に行かなくても留学した場合と同等の力をつけられる、かつ、最短1年間(週5コマ受講)で1級から6級まで修了できる新しい講座について金先生と論議。構想は大体固まった。来週ホームページに載せる予定。

 

2011.5.3


昨日は子どもと遊ぶ。映画館に行く前に時間があったので、城南信用金庫に行って預金通帳を作る。企業としての脱原発宣言に感動したからだ。映画『名探偵コナン沈黙の15分』を見る。100円ショップでビー玉を買う。駅前デパートの宝石店に寄り、品定めをする。

先日国語辞典で「誕生石」を引いた息子は、自分と母親の誕生石が何かを知った。それで、「お母さんの誕生日に誕生石を買ってあげるんだ」と意気込んでいる。1日に科学博物館の売店で極めて小粒の紫水晶と紅玉がそれぞれ1200円で売っているのを確認し、今後それを買うことに決めていた。だが、宝石店にも寄って、もっといいものがあるのか確かめてみたのだ。

店員の女性は親切に説明してくれた。店員「紫水晶は誠実を意味します」 私「おお、てっちゃんは正直者なんだって!」 子ども、ニコッ。店員「紅玉は情熱です」。私「お母さん熱いもんな」。子ども、ニコニコッ。店員「お父さんの誕生石は何で……」。私「紅縞瑪瑙です!」 店員「平和と幸福という意味ですね」。子ども、余所見。

「誕生石が手元にあると、それぞれの意味が強まって、もっと幸せになると言われています」。店員の導きにはまった息子と私は顔を見合わせて感心。子ども「こっちの方がいい」 私「こっちがきれいだもんね」 子ども「うん。これお母さんに買ってあげたい」 店員「やさしいんですね」 私「で、お父さんにも買ってくれるの?」

息子、返事に窮して口を真一文字に閉じたまま顔を膨らませている。初めて見る表情だ。露ほども思っていなかったのだろう。突込みが効いた。「いいよいいよ。冗談冗談」となだめる。また来ますと言って店を出た。息子は貯めているお年玉を使う心積もりだ。

本日2レッスン(1級、1級)3コマ。Iさん、8課に入る。1文ずつ繰り返す練習では音程を正確になぞっている。耳が相当いい。Iさん、18課から21課に進む。構文能力申し分なし。

ホームページにゴールデンウィーク集中講座第1回を受けた受講生の感想を載せた。

今後設ける予定の上級講座の内容について金先生とあれこれ話す。

 

2011.5.1


朝から子どもと遊ぶ。まず上野動物園。40分並んでリーリーとシンシン。二匹のパンダはぐったりしていた。その後隅から隅まで歩き回り、こっちもぐったり。それから国立科学博物館。なかなか面白いではないか。来たのは二回目という息子も興味深く、恐竜を中心に観察。最後に見た映像は360度で迫力満点。トリケラトプスと地球の誕生で、まさに息子向きだった。

私が遊んでいる間に、金先生担当のゴールデンウィーク集中講座第一回目が終了した。初級の受講生Uさんから次のような感想のメールが来た。

「ありがとうございました。
先ほど、帰宅しました。
三日間楽しくお勉強させていただきました。
実家に預けて来た犬を迎えに行く道中、いつも聞いていた韓国語の歌が、聞き取れている自分に気づき、嬉しくなりました。
また、お勉強を続けたいと思います。
本当にありがとうございました。」

効果があったようだ。

 

2011.4.30


29日、3レッスン(1級、3級、1級)。1級のIさん、5課に入る。ヨーロッパの電化製品はサムスンの商品が席巻しているそうだ。スペインでの日本人・韓国人・中国人に対する評価の違いなどを聞き、ためになった。3級のMさん、33課に入る。韓国語で授業を進めているが、この方がいいようだ。回数を重ねれば、これまでじっくり蓄積してきた内容がすらすらと口をついて出るようになるだろう。1級のIさん、1級の要点を一つ一つ掴み取りながら進む。この積み重ねが後で必ず花開く。

授業が終わって子どもと晩御飯を食べる。昼間はアスレチックで遊んできたようで、その話をする。続いてバトル。蹴りが重い。帰り際に玄関で子どもが私の右腕を抱きこんで「離さない」というものだからこみ上げてくるものがあり、急いで出る。

金先生のゴールデンウィーク集中講座が始まる。午前は初級で午後は中級。笑い声がよく上がっているが、覗いてみると真剣そのもの。終了後、受講生に「どうでしたか?」と聞くと、「よかったです」「ためになっています」との答。これだけ集中して勉強すれば伸びるのは確実だ。

相談申し込みのメールが来る。

30日、3レッスン(2級、1級、3級)。

FさんとTさんのグループレッスン。4月下旬の韓国旅行について韓国語で報告してもらう。それが、途中でこちらから表現の説明を挟みながらだが、授業の半分以上続いた。接続詞(ポイントは그랬더니)と「…라고 했어요」を上手く使えば、過去の出来事の話は結構続くのだ。日本に来なくなった中国人観光客がソウルに大挙来ているそうだ。ハングルと絵が載っているラミネート加工の大きめの紙とクッキーを子どもへのお土産としていただく。ありがとうございます。

1級のYさん、5課に入る。'가!' '같이 가.'などドラマで聞いたことのある表現と関連した語彙が出てきた。韓国語学習は、ドラマや歌で聞いた単語や慣用句の音が、教科書を使った学習で文字となって蘇り、音と形で記憶される。見て聞いた分だけ勉強になるのだ。それは財産だ。

3級、Wさん、四方山話を韓国語で20分ほどしてから29課の「거울」の本文を終える。オーバーラッピング、シャドウイングともに問題なし。

 

2011.4.28


本日4レッスン(1級、1級、1級/2級、1級)。Hさん、留学の話になる。29課に進む。Iさん、先週体験レッスンを受けて、今週月曜から明日まで毎日レッスン。来週も月から金までで計5レッスン。この進度だと来月中に2級に進むこと確実。研修には費用がかかることをご存知なのだろう。シューレ大学で1級と2級。もっと時間があればもっと教えられるのだが。Kさん、留学の話になる。

HさんとKさんはともに6月から6ヶ月間韓国に留学する予定だ。授業中に二人に留学について助言している。留学時の勉強方法、必携本など、私の苦い経験の総括に基づいたエッセンスを伝えている。日記に書こうと思ったが、知れば大したことではない。やっぱり、受講生二人と私との秘密にしておこう。

助言その一。留学したからといって必ずしも満足できる水準、もしくは事前に予想していた水準まで韓国語が上達するとは限らない。留学生の大体半分は遊んで勉学は二の次。もちろん遊びは大切で、得ることも多いが。単に「韓国にいた」だけになる場合もある(実際に何人か会った)。外国で住むこと自体が楽でなく、勉強も思うほどには進まず、いればいるほどストレスは溜まっていくので、目標に届かずに途中で脱落することも少なくない。

その二。「韓国語関連のお仕事」をするためには上級修了が必須条件だが、絶対条件ではない。留学し、上級を修了したからといって「韓国語関連のお仕事」ができるわけではないのだ。これは私がそうだったので断言できる。なぜか。

経験から言うと、上級(もしくは研究班)を修了すれば、理解度はともかく辞書があれば新聞や雑誌、文学作品を読めるようになり、テレビやラジオで何をやっているのかとその話の大筋が理解でき、韓国人の友達と酒飲み話や茶飲み話を長時間できる。

だが、厳しく言うとそれだけなのだ。私の留学した時の上級修了者のうちで「韓国語関連のお仕事」についている人間は私以外に一人で、彼は韓国の4年制大学に入学し卒業している。

上級修了の水準からさらに飛躍が必要なのだ。私の場合は帰国後丸2年間ボランティア通訳を手当たり次第にして恥をかき続けた経験と、金先生との週1回の会話と、韓国語能力試験および通訳ガイド試験の猛勉強が、今から思うと仕事をする力を付けるのに役立った。

話は飛ぶが、これまでの経験に基づき、「こうすれば上手くなるはずだ!」と確信している勉強の仕方は、韓国語教室の現場で改良を重ねに重ねつつ、受講生に実際にしてもらっている内容だ。受講を地道に続ける人は確かに伸びているので、手前味噌だが、成果のあることは受講生が証明していると思う。

だから、「韓国語関連のお仕事」を考えているのであれば留学後も教室で受講することを留学予定者には勧めている。時間と金を一番節約するためには、①日本の韓国語教室で上級の力をつけ、②韓国に半年留学して6級と研究班を終え、仕事をするための準備も同時に進め(具体的内容は授業中に話している)、③帰国後、勉強を続けて仕事のできる水準に達する、という段取りを踏むのがいいだろう。

 

2011.4.27


25日、1レッスン(1級)。Hさん、ノートの取り方や単語帳についてなど授業中およびメールで積極的に質問。とてもいいことだ。授業の前後に、先週請けた和訳の仕事。2ヶ月ぶり。原稿用紙35枚ほど。

夕方、児童館に子どもを迎えに行く。1年なので黄色い帽子を被り、まだ新しい黒のランドセルを背負い、紐付きの袋を持って玄関に出てきた。帰宅し、子どもはテレビでアニメ。ポケモンの応用編のような、つまり人形遣いを題材とする作品が増えているなあ。私は和訳が終わらず、ノートパソコンを持ち込んで作業。風呂に入り、ドラえもんのマンガを読み聞かせて寝る。1時間ほど経って覗くと、布団の上で子どもの体が180度回転していた。毛布を掛けなおす。

帰宅後、まだ和訳。ストレスが溜まるので、深夜なのに菓子をドカ食い。しかし1時間ほどすると眠たくなり、寝た。胃が重い。

26日、5時間後に起きてまだ和訳。校正が長引いて締め切り時間に間に合わず、メールで連絡を入れて40分過ぎにようやく納品。時給換算すると韓国語の授業をやや上回るが、時間に追われて辛いものがある。慣れていない内容だと倍ほど時間がかかったかもしれない。

午後、2レッスン(1級、1級)3コマ。Iさんは今日も2コマ連続。実質的に復習なのでどんどん進む。ゴールデンウィークの集中講座も、仕事がなければ受けたかったそうだ。Kさん、授業の最後にフリートーキング。言葉が出る出る。発音がとても流暢だ。

和訳で無理をしたためか風邪を引き、喉が痛くなった。夜の授業を金先生に代わってもらい、休む。一旦眠ったが深夜に目が覚め、『パトレーバー劇場版』を見る。台詞が鋭く、光っている。状況設定のすべてが原発災害状況と重なった。

27日、3レッスン(5級、1級、1級)。5級のOさん、商売が繁盛しているようだ。うらやましい。1級のYさん、練習問題の正答率が高まっている。1級のIさん、ゴールデンウィークにまとめて予約を入れてもらう。通訳する時は海に飛び込む感じだということに授業中いろいろ話していて気づいた。

 

2011.4.24


22日、1レッスン(4級)。Jさん、予習と復習をきちんとしてくるので、それが音読にそのまま表れる。「初級の要点」が役に立つと評価された。うれしい。

夕方、子どもをテコンドーの道場に送る。練習が終わって帰宅の途上、バスを待ちながら、自動販売機で買ったポッカレモンを飲む。私「体温まるね」。子ども「心もあったまるね」。えっ?

23日、3レッスン(3級、1級、1級)。3級のTさん、3課の文法と表現が終わり、練習問題に入る。構文がしっかりできている。6月から留学する予定の1級のHさん、留学時の助言をする。教科書の本文や文法の例文などの対訳ノートを作ること、音読と和訳の復習をすること、韓国語文法辞典をもって行くこと、など。日本語で内容を理解することが鍵だ。それが私の留学経験の苦い総括だ。1級のOさん、発音も抑揚もいい。今後も伸びるだろう。

午後、体験レッスン申し込みの電話が入る。その数時間後に金先生が体験レッスンをしたIさん、来週から週2回の授業を始めることになった。

夜、弁当を作って行って子どもと晩御飯。いつものように遊んで、バトルをしながらこちょこちょをして、風呂に入り本を読んで寝る。布団にもぐりこんで電気を消したら、子どもが「ねえ、お父さん。原発いつ止まるの? 1年? 10年?」「怖い?」「うん、怖い」

母親から聞いた情報だろう。恐怖から来るストレスが明らかにたまっている。事情が飲み込めないだけに余計に怖いのだろう。それは最近の妙に甘えた言動からも気が付いてはいた。「1年かもしれないし、10年かもしれない」と言った後で方針を変え、「お父さんにも分からないけど、でもそのうち収まるんじゃない。大丈夫だよ」などとなだめているうちに、子どもは寝てしまった。

24日、東京タワーで遊ぶ。猿回しを見た後、昨年と同様に今回も階段で上る。親子で膝ガクガク。スカイツリーが見える。下りも階段。「福島の子どもたちを守ってください」という福島県の人の話を聞いた後、テコンドーへ行く。プロテクターを着けての模擬試合は、子どもとはいえビシッ、ビシッと蹴りが決まり、迫力がある。テコンドーを始めてちょうど1年になる子どもも体が大きくなり、家でバトルをする時の蹴りは確実に重たくなっている。晩御飯を食べて帰宅の路上で子どもが「お母さん、帰ってきてるかな?」

「約束の時間が過ぎているから、帰ってきてるよ。うれしい?」「うれし……ううん、うれしくない!」 私が帰るので嬉しくない、寂しいと子どもは先日初めて言っていた。さすが小学生。父親を気遣っているのだ。「早く帰って!」とけんもほろろだった幼児期とはえらい違い。「嘘。嬉しいでしょ?」と言うと、「ほんとだよ、うれしくないよ」 泣かせるねえ。

家に帰るとまだ母親は帰ってきていなかった。子どもは心が冷えるだろうなあ。生憎手元にポッカレモンはない。テレビのバラエティー番組をしばらく見ていたらドアの開く音。「あ、お母さん帰ってきた」 子どもが思わずニコッ。「じゃあ、お父さん帰るね」と腰を上げると、「じゃあね、お父さんバイバイ」とハイタッチ。1年ほど前から続いている儀式。靴紐を結んでいると、ドアを開けてくれて、もう一度ハイタッチ。「じゃあね、バイバイ」「バイバイ」と手を振る。閉めたドアの向こうから、もう一度、「バイバイ!」

 

2011.4.21


今日は忙しかった。4レッスン(1級、1級、1・2級、1級)+体験レッスン2。

Kさん、留学時の下宿の話になる。Iさん、2回目だが7課まで進む。シューレ大学、今日は新学期の初日なので打ち合わせ。Iさん、今日もディープな授業。우리と우리들の違い、-고と-아서/어서の違い(最重要!)について説明。

午前中、体験レッスンが2人。来週および再来週から授業を始めることになった。

5月の無料入門レッスンをホームページに載せる。ゴールデンウィーク集中講座中級の申し込みが最低開講人員数に達したので開くことになった。

 

2011.4.20


17日、勉強会。

18日、事務作業。ここ数日できなかった英西仏学習再開。英は仕事上仕方なく。西仏はいつか行く旅のための完全な趣味。

19日、3レッスン(すべて1級)4コマ。Iさん2コマ。鍛えられた声で正確な発音。ラジオ講座1年だけで2級の実力に達しているが1級テキストを使用。学習能力が高い。Hさん、3級に進む。発音も構文もしっかりしている。Sさん、読みが上手い。現在韓国語学習が唯一の楽しみという。楽しみながらの学習は吸収力が高く、必ず伸びる。

20日、3レッスン(5級、1級、2級)。5級のOさん、14課に進む。仕事の話になる。1級のYさん、福島の子どもたちの話になる。2級の釜山教室、原発で働く人たちの話になる。どうしても話が原発に……。

ここ一週間、スカイプレッスンも含めて授業の問い合わせや体験レッスン申し込みがほぼ毎日来ている。ありがたいことだ。

最近、受講生出身もしくは留学帰りの時間講師と一緒に仕事ができるぐらい教室を発展させたいなあという話を金先生としている。①日本語母語者で②当教室で、もしくは留学中に5級を修了以上で③1・2級の授業を当教室で修了し④1・2級テキストの試験(和訳・韓訳・要点など)に合格し⑤一定の研修期間を終えた人に、少しずつグループレッスンを担当してもらう、というのが私個人のイメージ。教えることは学ぶことであり、最高の復習だ。ミリネで学んでミリネで教えるようになる、という構想。狸の皮算用でも、夢は大きく持とう。上級の受講生と一緒に韓国の小説や随筆を和訳しての自費出版もしてみたいなあ。

 

2011.4.16


14日、2レッスン(1級、1級)。Kさん、18課に進む。Iさん、「~しなければならない」三兄弟(-아야/어야 되다, -아야/어야 하다, -아야/어야겠다)と未来形四姉妹(-다, -겠다, -ㄹ 것이다, -려고 하다)のそれぞれのニュアンスの違いについて、金先生の解説を交えて確認。「今日もディープな授業でした」とIさん。

ハン検・能力試験対策ゴールデンウィーク集中講座をホームページに載せた。韓作文に特化した内容。これは力が付くだろう。

15日、事務作業。地震・津波・原発で被災し避難している人々を対象とする無料授業をすることにしたので、ホームページに載せた。

午後、子どもをテコンドーの道場に送る。帰宅し、ご飯を食べながら原発の話になる。

子「原発が爆発したら、サコダ家はどこに逃げるの?」 父「熊本だよ」 子「韓国がいい!」 父「どうして?」 子「焼肉が美味しいから」 父「でも、てっちゃんは韓国語できないじゃん。学校は全部韓国語だよ」 子「ああ、そうか」 父「お父さんが教えようか?」 子「知っている韓国語、「アンニョンハセヨ」と「チョヌン チョルスエヨ」の二つしかないし」 父「テコンドーでも、ハナ、トゥル……とかチャリョ・キョンネとかアプチャギとか使っているじゃない」 子「でもテコンドーで金先生が言うのしか知らないよ」 

こうして、焼肉に釣られて思いついた万一の場合の韓国避難計画、断念。風呂に入り、本を読み聞かせ、寝る。

16日、1レッスン(1級)。

 

2011.4.13


3レッスン(5級、1級、1級)と体験レッスン。5級のOさん、13課終了。「일본표류기」も数ページ進む。1級のHさん、23課に進む。6月に語学留学する予定だ。うらやましい。1級のYさん、13課途中まで。着実に前進。体験レッスンのYさんは長年学習を積み重ねてきた方。5年前まではラジオ講座で独学、5年前からは教室に通って学んできたそうだ。

ゴールデンウィーク特別レッスンをすることにし、詳細をつめた。ページを作成中。

金先生と原発災害について話す。先生「解決するのに数ヶ月かかるんですかねえ?」 私「年単位でしょう」。しばらくして。先生「解決するのに数ヶ月かかるんですかねえ?」 私「年単位でしょう」。解決と言っても、安定するという意味。これが何度か繰り返される。一日も早く安定してほしい。

 

2011.4.12


昨日2レッスン(1級、1級)。Iさん、6課まで進む。職業柄か、声が素晴らしく、よく通る。Hさん、辞書を引いてきちんと予習をして授業に望んでいる。その努力は必ず実る。

夕方、子どもとご飯を食べる。「今日、学校どうだった?」「楽しかったよ」「友達できた?」「うん、今日一人できた。隣に座っている子」「名前は?」「忘れた。明日また聞いてみる」。夕ご飯の後、「お父さんが世界で一番好きな人は誰?」「てっちゃんだよ」「ふうん」 5-6歳の頃頻繁に出た質問。最近言わなくなったと思っていたら、久しぶりに聞かれた。

本日2レッスン(3級、2級)。3級のMさん、32課の途中まで。要請があり、韓国語で授業を進めている。2級のYさんとYさん、「鬼門」の28課に入る。書き言葉だ。じっくり説明。難関を軽やかに通過。この調子だと大丈夫。

Hさんの翻訳添削第2回分を送る。技術翻訳で難しかったと思うが、よくできていた。だが、仕事として見たら、ということで、敢えてきつめに評価する。そのほうがHさんのためになるはずだ。

教室見学の申し込みメールが来る。

大地震前日で止まっていたホームページの芸能ニュースを1ヶ月ぶりに更新。

数日前、映画「ワイキキ・ブラザーズ」を久しぶりに見たが、よかった。オ・ジヘが最高。

 

2011.4.10


6日午前中、子どもの小学校入学式に出席する。感慨が深い。先月の保育園卒園式には普段着で出てしまったため、背広を着るの1年ぶり。

7日、4レッスン(すべて1級)。Hさんが初レッスン。発音の再確認。Iさんも初レッスン。3課まで進む。Kさんは16課に進む。Iさんは14課に進む。フリートーキングでは自然な表現が無意識のうちに出た。これまでの蓄積の成果だ。

8日、都知事選挙の期日前投票。絶対的な支持候補はいないが、今のご時勢で消去法により投票先は自ずと決まる。

2レッスン(2級、1級)。TさんとFさん、最初、震災と原発災害の話になる。3月11日、お二人の授業の最中に大地震が起きたのだった。Sさん、17課に進む。-아서/어서と-고の違いもきちんと把握していた。

授業が終わって電車に乗ったが、人身事故のためにしばし動かず。そのため、子どもの家に着くのが遅れる。途中、電話がかかってきたが、バスに乗っていたため出られなかった。停留所で下りてすぐに電話すると、泣いていた。ドアの前に行くと泣き声が聞こえた。ドアを開けると大泣きの子どもが抱きついてきた。一人で待たせて済まなかった。謝る。淋しかったろう。テコンドーの練習中もいてほしいというので、ずっと見る。時間があったら私も習いたいなあ。ファミレスで夕食。風呂に入って寝る。

9日、子どもと遊ぶ。雨が降っていたので家の中で録画を見たり、本を読んだり、バトルをしたり。お小遣いを初めてやる。500円。夕方、雨が上がったので一緒に外に出る。まず近くの駄菓子屋に寄って「うまい棒」を三つ買い、ついでスーパーでカードゲームを3回もする。親に似てゲーム好きだ。弁当などを買い、家で食べる。

「僕と遊ぶのとお仕事するの、どっちが楽しい?」「てっちゃんと遊ぶのに決まってるじゃん」「そうなんだ」「お父さんは世界で一番幸せなお父さんです。てっちゃん、いてくれてありがとう……」「それは誕生日のときに聞いた!」 この日は夕食までいっしょ。帰り際、「お父さんがいつもいなくて寂しい」。 こんなこと言うのは初めて。お父さんを泣かせないで。

10日まで英西仏の学習続く。

 

2011.4.6


本日3レッスン(2級、5級、1級)。2級のSさんとHさん、31課に入る。お二人ともドラマをよく見ている分、聞き取り能力が高い。5級のOさん、3級からの蓄積が和訳の時にはっきり表れる。1級のYさん、聞き取りが大分できるようになっている。

英西仏の学習続く。

 

2011.4.5


本日2レッスン(3級、2級)。3級のMさん、今後の勉強の仕方についてしばし相談。2級のYさんとYさん、27課終了。読めば読むほど上手く読めるようになっている。次はいよいよ書き言葉の28課だ。

金先生、「帰国」。仕事の打ち合わせをする。

英西仏の学習続く。

 

2011.4.4


昨日、事務作業。体験レッスン申し込みの電話が入る。夜、「내 여자 친구를 소개합니다」を見たが、余りのハチャメチャ振りに辟易し、30分ほどで中断。ドバタバ好きの私もついていけなかった。

今日も事務作業。本日体験レッスン1。Iさんは自営業で、休みが不規則なため他の教室には通い辛く、ここの体験レッスンを受けることにしたという。NHKラジオ講座で1年ほど独学して、1級修了の実力に達していた。早速今週からレッスンを始めることになった。

英西仏の学習続く。

 

2011.4.2


昨日1レッスン(1級)。復習を兼ねて1級テキストを使っているSさん、授業を評して、「見落としていたことを確認できる貴重な時間と思っている」とのこと。私にとってもそうなのだ。夕方、子どもを道場に送り、作っていった弁当を食べ、「バトル」をする。

深夜、映画「말아톤」をCDビデオで見る。조승우の演技にしびれる。笑える場面もたくさんあって気晴らしになる。悪口は聞き取りが難しいが、台詞の80-90%ぐらいはそのまま入ってくる。韓国語を学んでいてよかったなあ……と思える至福の一時。

本日6レッスン(3級、1級、1級、5級、1級、1級)。久しぶりに朝から晩まで授業。韓国語を真摯に学ぶたくさんの人たちと出会える自分は幸せと感じる。受講生の皆さんの同伴者として一緒に進んでいこう。

英西仏の学習続く。

 

2011.3.31


本日3レッスン(4級、1級、2級)と体験レッスン。

4級のMさん、オーバーラッピングもシャドウイングも問題なし。「그럴 때」と「그런 때」の違いは何か? という質問が出たので、一時帰国中の金先生に国際電話で質問してもらう。おお。ちゃんとやり取りできている。1級のKさん、15課に入る。今年予定している留学の話になる。2級のOさんとKさんのグループレッスン。授業終了後、水道水と雨の話になる。

体験レッスンを受けたHさんは早速来週から授業を始めることになった。進度について質問されたので、次のように答えた。

級は1級から6級まであり、1・2級が初級、3・4級が中級、5・6級が上級。各級30-40課ある。個人レッスンの場合、1コマで0.5-1課進むので、週1回きちんと受けて予習復習をちゃんとすれば、個人差はあるが、おおよそ1年間で1級進むことになる。丸2年続ければ中級、丸4年経てば上級者になっている。他の受講生の進度からそう言える……。

午後、業者および金先生のお連れ合いが来てクーラーの取り付け。既存の1台と合わせて2台目だ。扇風機も調達。これで夏は乗り切れそう。

韓国に滞在中の金先生から電話。プチ留学企画など、いろいろな人と会って営業活動を活発に展開しているとのこと。来週帰国(?)というか日本に戻ってくる予定。

大震災と原発災害で気分が落ち込んでいるという話を受講生からよく聞く。私もそうだから、その気持ちは痛いほど分かる。是非、気分転換をしていただきたい。しんどい現実を忘れる、離れる時間を持つことは、現実と向き合う力を養うことに確実につながるからだ。昨日も、あまり見る気はしなかったが、大分前の映画「고양이를 부탁해」をCDビデオで無理やり見た。そしたら没入でき、面白かった。ペ・ドゥナの演技が素晴らしい。今夜も何か見ようっと。

英西仏の学習、続いている。

 

2011.3.30


本日3レッスン(5級、5級、2級)。5級のOさん、韓訳の復習もバッチリ、11課終了。5級のOさん、液状化現象で被災されているが、その話を伺う。久しぶりに担当したが、発音と抑揚にさらに磨きがかかっていた。2級のMさん、構文力がさらに上がっている。やはり個人レッスンは上達が早い。

熊本に疎開していた子どもが帰京。授業の合間に迎えに行き、教室まで連れて行く。子どもが来るのは初めて。作っておいた晩御飯を一緒に食べて、授業の間「ナウシカ」のDVDを見て待っててもらい、駅の改札でお母さんに引き渡した。水道水を飲まないこと、雨に打たれないことを指きりげんまん。

英西仏の学習、続いている。

 

2011.3.29


本日3レッスン(1級、3級、2級)。1級教科書で復習しているKさん、発音と抑揚、問題なし。3級のMさん、発音の角が取れてとても流暢。2級のYさんとYさん。構文能力がとても上がっている。金先生が一時帰国中なので、りんどうむくげ工房に戻ったみたいだ。

震災と原発災害で通訳と通訳ガイドは極めて厳しい状況に置かれているはずで心配。

一人でいると悲観的になり、人と会うと楽観的になる。しかし現実は、楽観的でいられるものではない。悲観的な現実に、希望を持って立ち向かおう。「もののけ姫」のキャッチフレーズ、「生きろ!」を子どもに、被災した人々に、そして自分に念じ続けている。

英西仏学習各30分。アテネ・フランセの「音から入る」「聞いて話して書く」方法は頭に入るようだ。英西は音読と書き取りを交互にしている。

おお。ホームページのトップページ訪問者数が3000になっている。

 

2011.3.28


昨日今日と授業なし。英西仏の勉強。小説『이관술1902-1950』をぱらぱらとめくる。少し気晴らしになった。

昨晩『風の谷のナウシカ』、今夜『もののけ姫』を見る。虚構が現実を暴いて真実となり、虚構性の巣窟としての現実に取って代わった--という感想。

 

2011.3.26


原発事故が早く収まらないだろうか。毎日そればかり考えている。ツイッターでの情報や放射線量などをチェックし、後藤氏の「講義」を聞きながら。子どもと韓国語教室の今後が心配でならない。金先生ともいろいろ話す。先日は眠れず、藤原伊織『テロリストのパラソル』(講談社、1995)を本棚から取り出して数ページ読む。現実逃避だ。しかし、そのせいかぐっすり眠れた。そういえば、主人公と同じ歳になってしまったなあ。かっこよさの点で雲泥の差だが……。

でも、授業をしているとプラス思考になるから不思議だ。本日2レッスン(1級、1級)。

1級のOさん、今日が初レッスン。無料入門体験レッスンを2回受けてハングルの読みを覚え、受講を決めた。復習と予習をきっちりしたとのこと。それにしても50分/1レッスン×2回=100分で読めるようになったのは立派。おかげで今日は1課終了。早い。

実力はもっと上だが復習を兼ねて1級教科書を使っているSさん。発音と抑揚が申し分ない。留学した時Sさんほど出来ていたらなあと嫉妬さえ感じるほど。ドラマもたくさん見たが歌もたくさん聴いたそうだ。そうか歌か! あれ? 私も留学した時は随分聴いたのだが……。14課に入る。

そのSさんからツイッターで質問が来た。「"전차"(電車) "전철"(電鉄) "기차"(汽車) の使い分けを教えてください~」 そこで次のように答えた。

전차の訳は「路面電車」「市街電車」、전철は「電車」「地下鉄」、기차は「汽車」「列車」です。기차は今も長距離列車の意味で使われ、KTXも기차と呼ぶそうです。「電車」と来たら「전차」と言いたくなりますが、韓国人の口から전차という語を聞いた記憶がありません。

小学館日韓辞典は「전차市街電車」。ESSENCE한영사전は「an electric car ; a streetcar(미) ; a trolley car(영) ; a tram(car) ; an electric train」なので「路面電車」かと

明日から金先生が出張。

 

2011.3.25


本日1レッスン(4級)。4級のJさん、15課に進む。4級は本文の約半分が書き言葉で難しいのだが、毎回予習をしっかりしてくるJさんはオーバーラッピングもシャドウイングもきっちりついて行っている。

 

2011.3.24


本日2レッスン(1級、1級)。1級のHさん、21課の語彙まで進む。2級だが1級の復習をしているIさん、韓国文化の話で盛り上がる。

金先生と会社のことについて話す。

英語とスペイン語の勉強、時間があるので進む。

夜、実家に電話したところ、熊本市の大部分のスーパーでペットボトルの水が売り切れているらしい。数店歩き回って最後の店でやっと2リットル6本をこちらに送ることができたとのこと。それも最後の6本だったそうだ。水不足は九州まで拡散。水道水放射能汚染の知らせが全国を震撼させている。

実家に疎開させている子どもを東京に戻すべきか、悩む。今日も電話で「早く東京に帰りたい」と。そりゃ淋しいだろう。でもなあ……。

제には「ちぇ」「ちぇっ」という意味があるんだなあ。同じ音じゃないか。「恨みに思うときやうっとうしいときに出す声:ちぇっ。」(朝鮮語辞典)。

こんな時代、笑うことの大切さをしみじみ実感。

 

2011.3.23


昨日1レッスン(1級)。ダブル担任制のKさん、実力はもっと上だが、復習を兼ねて1級教科書を使用。発音、解釈、申し分なし。新大久保で韓国人留学生とのフリートーキングもをしているが、みな帰国してしまったとのこと。店もだいぶしまっているらしい。

翻訳添削、時間がかかっている。課題の訳例がやっと終わる。自分で決めておきながら、内容が結構難しく、訳出に梃子摺る。が、何とか終了。

本日4レッスン(1級、5級、2級、2級)。1級のHさん、順調。5級のOさん、10課を終わる。2級のグループレッスンのKさんとOさん、「単語が多くなってきた」とのボヤキが出るが、問題なく進む。2級のMさん、8課本文の読みの練習まで。発音が随分滑らかになった。帰り際に、「以前通っていた教室では文字の練習だけで6ヶ月かかった。もうちょっと早くこの教室を知っておけばよかった。今から思うと時間がもったいなかった」とのこと。

うちの教室で最初の翻訳添削を先ほど送った。添削してコメントを付し、最後に簡単な全体評を書いたファイルと、私が訳出した「訳例」ファイルの二つだ。韓訳は金先生の担当で、私と似た構成。計4ファイル。課題文はA41枚の分量。自分で選んだ課題文がかなり難しく、訳例を作るのに難儀し、時間が相当かかった。東京都の最低時給水準を下回ったのは確実。でも、勉強になった。

実家に電話をしたら、子どもは遊び疲れて、もう寝ていた。水とトイレットペーパーを送ってもらうよう母に頼む。

飲料水の放射線量に関する日本政府の基準は世界保健機構の基準の20-30倍と極めて緩く、とても信用できない。自己保身と東京電力防衛のために人体実験に等しい愚策を続けることに激しい憤りを感じる。2011年3月11日は、大災害の日に留まらず、1945年8月15日に比する歴史的意味を持つことに「人為的に」なってしまった。震災と原発災害の今後の国内外での影響はさらに深刻になるのではないか。水道水が飲めず、近場の野菜も魚も食べられない時代に入った。だが、「ナウシカ」の蟲もオームも腐海も、現実世界には存在しないのだ。

久しぶりに「ナウシカ」と「ラピュタ」、見ようかなあ。

 

2011.3.21


昨日、関西へ出張。新幹線の中で、そして待ち時間も翻訳。帰りの新幹線で野間秀樹『ハングルの誕生ー音から文字を創る』(平凡社、2010)読了。刺激的で面白かった。

今日も翻訳作業。校正して納品。8237字。少し息が荒くなる。翻訳は体力勝負だ。あるミュージカル俳優のインタビュー記事だが、人間的に素晴らしく、魅力的な人物だ。和訳していて、この人の芝居を見に行きたくなった。私の好きなチョ・スンウをこの俳優も尊敬しているようで、さらに嬉しくなった。

昨日今日と英語・スペイン語の学習継続。各30分音読しているが、書き取りもしないと頭に入らないことに気づく。

 

2011.3.19


本日1レッスン(3級)と体験レッスン2。

3級のMさん、31課に入る。地震や原発の話。

入門体験レッスン2回目のOさん、パッチムまで終わる。来週からレッスンを始めることになった。

体験レッスンのOさん、1級教科書を使ってレベルチェック。6ヶ月間独学で、本ではなくネットのみで学習してきたという。1級後半の水準だった。地震による液状化現象で大変だったらしい。ディズニーシーは物凄い状況になっているが、マスコミは不味い所は映さない、といった話になる。引越しをする予定だが、引越しセンターが「ガソリンがなくて3月中は車を出せない」と言っているとのこと。びっくりした。

もう一コマの入門体験レッスン2回目は家事と仕事と急用で3人ともキャンセルが入り、流れる。入門体験レッスンは4月も設定する。

授業中に学んだ表現。「母が言うには」は、어머니가 말씀하시기를。

夕方から夕食をはさんで約4時間翻訳作業。やっと一つ上げて納品。9,309字。今、パソコンの前で息が切れている。

 

2011.3.18


今日はレッスンなし。午前中、英語・スペイン語・フランス語の勉強。面白い。気が晴れる。

午後、保育園に迎えに行き、先生方に挨拶。帰宅して支度し、子どもは弟と共に東京駅から新幹線で熊本の実家に行った。ドラえもんの映画を見るなど、遊びまくる予定。

事務所に戻って金先生と話す。教室最大の危機の到来だが、仕事もすべきこともあり、何より被災地の人々、原発の状況悪化を食い止めるために大量の放射能を浴びながら作業している人々を思えば、弱音を吐いている場合ではない。何もできていないが、気持ちだけは「一緒にがんばろう!」

注文のあったソウル大教科書2冊を上野郵便局で送る。山手線で移動し、渋谷東映で「男たちの挽歌」を見る。バタバタして時間を作れなかったが、最終日の最終回に間に合った。観客30人弱。真ん中のいい場所で見れてラッキー。キム・ヒョクとキム・チョルの演技があまりにうまく、ソン・スンホンはがんばっていたが霞んでしまった……。個人的には「ゴースト」の演技のほうが好きだ。チョルがチョルスと重なり、目が潤む。最後の日本語の歌で興ざめし、韓国式よろしく歌の途中で足早に劇場を出た。

先ほど夜10時20分過ぎに電話をかけたら、子どもと弟が無事到着していた。7時間の長旅だったが、電話に出たチョルスは元気だった。

 

2011.3.17


本日2レッスン(1級、1級)。1級のHさん、2課分進む。1級のYさん、いよいよ1課に入った。これまで単語の練習だったが、連音化を押さえながら会話を読んでいく感動的な瞬間だった。

英語・スペイン語・フランス語と勉強。

余震も続き、翻訳がなかなか進まない。

 

2011.3.16


一昨日の夜、「シティーホール」第2回を見る。

計画停電による電車運休や余震の影響で授業のキャンセルが相次ぐ中、昨日1レッスン(2級)。授業をして韓国語を話すと、心が落ち着く。

夜、「機動警察パトレイバー2」を見る。今の状況とよく似ている。

レッスンがいつもより減っているので、語学の勉強でもしようとフランス語の入門書を買ってきて第1課。「私はフランス人です。」 大学の第二外国語で1年間学んで以来30年ぶりの「ジェ スイ……」。スペイン語と英語もそれぞれ30分ずつ。時間があるからしばらく継続できそう。喜んでいいのやら……。

本日3レッスン(1級、5級、日本語)。

1級のHさん、17課が終了。留学の話になる。できれば4級を修了後、最低3級を修了してから留学したほうがいいこと、留学時には三修社の「韓国語文法辞典」を持って行き、韓国で금성출반사の뉴에이스한일사전を買うよう勧めた。

5級のOさん、9課が終わる。順調。地震について話になる。

日本語フリートーキング。Kさん、能力高い。

今朝、子どもの卒園式に行って来た。普段着で行ったら、他のお母さんとお父さんとお婆ちゃんとお爺ちゃんはみな背広とスーツでびしっと決めていた。浮いていたが、かまわずビデオを撮りまくる。子どもが椅子に腰掛けているときの猫背が、小さいころの私と同じで気になった……。私のほうをちらっちらっと見ながらにたにた笑っている。子ども用の背広とネクタイに半ズボンが似合っている。3月末まで保育園にお世話になるけど、てっちゃん、卒園おめでとう。保育園の先生方、ありがとうございます。

子どもが生まれて2ヶ月経ってから預けた最初の保育園の3月の卒園式とお別れ会を思い出した。いつもはむずがる1歳になりたての赤ちゃんの息子が、式の間は緊張したのか、神妙に私の胡坐の上にちょこんと座っていたのを思い出した。あの時はまだ髪が薄くて、涎掛けを掛けていたもんなあ……。昔の日記を読み返したら、この頃「パパ、パパ」と初めて言ってくれたのだった。子どもとの6年間は韓国語の仕事とそのまま重なるから、なおさら感慨深い。

翻訳添削第1回分がHさんからメールで届く。明日、早速とりかかろう。翻訳も急がなければ。

 

2011.3.14


韓国大使館に寄った後、東京上野税務署に確定申告書を提出。昨年11月30日で個人事業者としては廃業し、会社員になったので、会社が潰れない限り(笑)、最後の提出だ。収入も相変わらずの低空飛行だが、可処分所得の余りの少なさに思わず天を仰ぐ。そして「じっと手を見る」。ほとんど養育費で吹っ飛んでいる。身を粉にして働き、時には徹夜も重ねるのに、これも「天罰」なわけ?

受講生の皆さんに安否確認のメールを出す。地震関連でのキャンセルはキャンセル料をもらわないことにした。

午後、事務所に戻り、10日前に依頼を受けたミュージカル俳優の翻訳作業にやっと着手。2万字余り進む。

金先生のツイッター(韓国語版)のフォローが昨日だけで1000人以上増えたそうだ。今回の大地震に対する関心が非常に高いようだ。

夕方保育園に迎えに行くつもりだったが、電車の運行が不安定なので「帰れなくなっても困る」と言われ、行かずに作業。子どもの声を聞きたくて電話。「てっちゃんの声を聞きたくて電話したよ」「そう?」「何してたの?」「テレビ見てた」「じゃあ、邪魔しちゃったなあ」「今お知らせしているところだから、邪魔じゃないよ」「そう? それじゃあね、バイバイ」「うん、バイバイ」

放射能を帯びた雨に子どもが打たれたらどうしようと、今はそれが一番心配。

 

2011.3.13


10日、3レッスン(1級、2級、1級)。

11日、3レッスン(4級、1級、2級)。最後のレッスンの後半に地震が来た。幸い、教室で落下物はなく、物的被害はなかった。グループレッスンのFさんとTさんは帰宅できず、お知り合いで受講生のSさんのお宅に泊まったという連絡を翌日Fさんからいただいた。同時刻に金先生のレッスンを受けていたIさんも帰宅できなくなったので、教室で一夜を過ごした。話をしたり、プロジェクターで「8月のクリスマス」を見たりした。

私は授業が終わった後、保育園に迎えに行かなければならなかった。電車はすべて止まっているので、とにかく行けるところまで行こうと歩いた。通り過ぎる駅の改札口付近にはたくさんの人が電車の運行再開を待っていた。銀座で保育園に電話が通じ、子どもの無事を確認。子どものお母さんに電話するがでないので、可能であれば代わりに保育園に行ってくれるよう留守電。ただ、どうなるかわからないので、さらに歩く。浜松町で足が疲れたので、モノレール駅の改札に座り込んで電話したら、子どものお母さんと連絡が取れ、子どもと帰宅途中とのこと。良かった。歩いて引き返した。

計5時間ぐらい歩いて午後9時ごろ教室に戻ると、上述のIさんと金先生がラジオで震災情報を聞いていた。電車が動かないこともあり、金先生も残っていたのだ。二人とも夕飯は食べていた。私も遅めの夕飯を食べる。映画を見る前に3人で近くのスーパーにお菓子などを買いに行ったら、道路がかなりの渋滞。スーパーに入ると、パンと弁当がなくなっていた。

12日、朝、Iさんと金先生が帰宅。しかし1時間に金先生が戻る。バスを待っていたが来ないとのこと。また1時間経ってから金先生が電車に乗ろうと出たが、しばらくして、電車も動いていないので戻る。2時間ほど寝て、昼過ぎに帰宅した。

私は先延ばしにしていた確定申告書を作成した。ラジオの震災情報をつけっぱなしにして聞きながら。しかし、聞き続けていると気が滅入ってくる。ツイッターでの情報は、事態が政府発表とは裏腹に極めて深刻であることを教えてくれた。原発は史上最悪の事態になる可能性が極めて高いと感じ、実家の母に電話。もしものときは子どもを預かってくれるよう頼んだ。そうならないことを祈るが。眠れないかと思ったが、確定申告作りで数字がたくさん出てきたからか、すぐに寝入った。

13日、電車は時間も本数も正常に動いている。朝から子どもと遊ぶ。大田区のタイヤ公園で遊び(水は出ていた)、別の公園に移動して遊ぶ。昔よく行ったインド料理屋でカレーを食べ、駅ビルのデパートの屋上で遊ぶ。夕方戻って確定申告書を仕上げる。夜、新浦安に住んでいる受講生のOさんからメールをもらう。新浦安は街全体が恐ろしいことになっていて、水道が止まっているのでトイレも風呂も使えないとのこと。東京都内との落差に愕然とした。

ツイッターに出ていた原子力情報資料室の記者会見のビデオを見る。政府発表やマスコミ報道よりはるかに詳しい。史上最悪の事態にならないことを祈るだけだ。

 

2011.3.12


昨日授業中に地震が来た。激しい揺れだった。受講生の皆さんの指示でマンションの玄関まで避難。ことなきを得た。

 

2011.3.9


本日3レッスン(1級、5級、日本語)。

1級のHさん、16課まで進む。交換留学をするかもしれず、また、将来翻訳や通訳の仕事の可能性も考えていなくはないということなので、以下のように助言した。

留学する場合は、1級テキストを持って行き、和訳ノートを作って和訳と韓訳の練習をすること、本文と例文の音読練習すること。また、電子辞書でなく紙の辞書を使って調べ、意味・例文・例文和訳をすべて音読すること(例文はできれば3回繰り返す)。

なぜか。

①会話力はどれだけ音読できるかと直結している。すらすら読める文は会話もすらすらできるが、すらすら音読できない文はすらすら口から出てこない。これ韓国語の鉄則。

②すらすら音読できることを前提にして、和訳と韓訳の練習をすること。なぜなら、最初のうちは言いたいことは日本語で浮かぶのでそれを韓国語に直す作業、すなわち韓訳が必要で、聞いた韓国語を日本語に直して理解する作業、すなわち和訳も必須だ。この練習を、テキストを使って行えば、本番ですらすら変換できるのだ。

③紙の辞書の音読はとても重要だ。なぜなら、初級で出てくる最重要語の意味を初級の段階ではすべて理解できず、上達してもそのまま放置していろいろな意味を押さえないままでいる場合が多い(これは私の留学時の経験)。特に基本中の基本単語は意味が多く、使われる頻度も高いので、全体として押さえる必要が、級が上がるに連れて増す。音読練習も兼ねて、声に出してその意味全体を頭に叩き込む必要があるのだ。(以上、助言の内容)

5級のOさんから販促の助言を受け、中国語学習DVDを借りる。早速見てみよう。

日本の会社で働く韓国人Kさんの日本語初レッスン。会社の語学研修としての個人授業だ。金先生とともに授業内容の確認をした後、早速フリートーキング。まず自己紹介をした後、資料の音読、繰り返し、オーバーラッピング、シャドウイングをし、最後に感想を聞く。4ヶ月語学学校に通ってだけで後はドラマを見ながら勉強したとのこと。それなのに会話は中級の水準だった。びっくり。ともかく、私にとっては初めての日本語の授業になった。

以下の表現は金先生から習ったが、詳しい解説は後日。

모든 사람이 내 맘같지 않다

사람이 사는 데는 배 부르고 등 따신 게 최고다

 

2011.3.8


風邪を引き、短い作業をしたほかはずっと休む。授業を金先生に代わってもらった。

 

2011.3.7


4日、糖尿病の定期健診。血糖値は正常。

2ヶ月ほど休んでいたTさんのレッスンだが、その前に相談。簡単な通訳と翻訳も含めた仕事を最近始めたが、通訳ができるようになるためにはどうしたらいいか、とのこと。話を聞くと、簡単ではない通訳だった。通訳をするにはそれ専用の訓練が必要であること、ソウル大3級教科書を使って韓訳・和訳の訓練をすべきであることなどを話す。相談が終わり、早速金先生のレッスン開始。

ホームページ作りや事務作業後、保育園へ迎えに行く。テコンドーの練習が終わって帰宅する途中、Adele の21を買う。帰宅し、「Rolling In The Deep」をかけて踊る。それを見た息子、「こんなお父さん初めて見た……」

風呂に入り、歯を磨いて本を読もうとしたら、子どもが地球儀の前で突然泣き出した。「ごめんなさい。ストーブの近くに置いていたら剥がれちゃったの。」 その後も、ごめんねごめんねと泣きじゃくる。見ると、赤道の南側の地表がペルーの海岸当たりからガラパゴス諸島を通った先まで熱で歪み、南にずれて地球儀の白いマントルが顔を覗かせていた。「いいよいいよ、海が裂けちゃったね」と言って慰め、本を読んで寝る。布団に入って子どもが、「今日も一日終わったね」というので大笑い。

5日、1レッスン(3級)。Tさん、日頃忙しくて家でなかなか勉強ができないそうだが、以前習った表現が思わず口をついて出る。何度も。すばらしい。

この日、体験レッスン1と入門体験レッスン2。3コマで5人が受講。みなさん、「楽しかった。」 午後、出張。子どもも連れて行く。深夜駅に着き、子どもを抱っこしてホテルへ。後で聞くと、寝た振りだった……。

6日、午前、おばあちゃんに応援を頼み、子どもはおばあちゃんと鍾乳洞へ。午後、仕事。通訳の打ち合わせ。体験談も話す。夜、二人と合流。「蝙蝠がたくさんいたよ」と子ども。遊園地に行かなくて正解。

7日、帰京。体験レッスン申し込みメールと翻訳添削申し込みメールが来る。翻訳添削は早速始めることになった。

 

2011.3.3


本日4レッスン(3級、2級、1・2級、2級)5コマ。

3級のIさん、2コマで26課の本文まで進む。きちんと構文できている。冒頭、韓作文問題を解く。力が付くはずだ。

2級のSさんとHさん、30課に進む。この課の文法の②が間接話法で、3級への橋渡しとなる最重要項目だ。28課の書き言葉を土台として始めて把握できる内容。ここがあいまいだと3級前半の間接話法のオンパレードに苦しむことになる。苦しんだ私が言うのだから間違いない。

シューレで1・2級。もっと時間が長ければさらに上達できるのだが。

2級だが1級テキストを使って復習しているIさん。9課まで進む。基礎だが、相当突っ込んだ内容まで掘り下げた。「今日も濃い授業でした」という感想。私もそう思う。1・2級の内容を骨の髄までしゃぶりつくすように隈なく吸収し尽くし十全に駆使できるようになること。これが中級以降必ず生きる。

無料入門体験申し込みが電話が来る。数ヶ月休んでいた受講生から授業再開のメールが来る。芸能関連記事の翻訳依頼をいただく。来週から早速着手する予定。

先週の金曜日にラジオのAFNで流れていた音楽、特に歌声に感動し、終わりの30秒ほどを録音。音楽好きの弟に聞いたが「ソウルみたいだが分からん」との答。ICレコーダーで繰り返し聞いて胸を熱くし、歌詞をやっとの思いで聞き取りネットで検索したところ、あった。

Adele の「Rolling In The Deep」。http://bit.ly/fcXv1L

この音楽的感動は25年前のクラッシュ以来だ。明日CDを買おう。

 

2011.3.2


本日3レッスン(5級、1級、2級)。5級のOさんから、中国語のいい教材があるのでそれと同じような教材をミリネで作って売ったらどうかという貴重な助言をいただく。1級のYさん、構文力が上がっている。2級のM,さんは発音と抑揚が飛躍的に上達していた。驚いた。

体験レッスンと入門体験レッスンの申し込みメールがそれぞれ一通ずつ来る。

「一喜一憂」の韓国語は? 일희일비(一喜一悲)。

 

2011.3.1


本日3レッスン(1級、3級、2級)。

1級のYさん、ハングルの読み方でパッチムまで進む。大分読めるようになっている。次回ないし次々回に会話編へ進む。

3級のMさん、相変わらず鋭い質問がこれでもかと。授業の最後に金先生に登場を願う。30課の聞き取り問題まで進む。

YさんとYさんのグループレッスン。授業前、Yさんが2日前の東京マラソンで42.195kmを完走した話で盛り上がる。感動した。完走記念のメダルの写真を撮らせてもらった。

拍手!

授業終了後、晩御飯を食べながら金先生と話す。①語学の習得にはある程度の投資が必要、②ネイティブの友人との話だけでは一定のところで限界に突き当たる、③上達するためには系統的な授業を受ける必要がある、で意見が一致。日本語学習者、韓国語学習者としての経験を踏まえて、だ。

 

2011.2.28


26日、3レッスン(2級、2級、1級)。

2級のTさんとFさん、22課途中まで。1級からずっとCDの音を使って読みの練習をしてきているので、発音と抑揚が正確で、間違ってもすぐに修正できる。

2級のIさんは復習を兼ねて1級テキストを使っている。意欲的だ。英語ができるので、耳が非常にいい。

1級のKさん、13課が終わる。留学の話になる。

27日、朝から子どもと遊ぶ。花粉が飛び回っているようで涙と鼻水が止まらず、頭も重い。が、川原で凧を揚げ、草そりで滑る。他の公園に移動し、かくれんぼなど。パン屋でパンを買い、店先の食卓で昼食。テコンドーの練習の後、ファミレスで夕食。バクバク食べる。ここ最近、口笛の音が出るようになった。

体験レッスン申し込みメールが2通来る。いずれも3月に行うことになった。

28日、1レッスン(1級)1.5コマ。

Nさん、7課途中まで進む。レッスンを始めて数回目だが、読める読める。砂地に注ぐ水のように、内容がすっと入っていく。若さの特権だ。私が留学したときは、砂漠に注ぐ水のように、染み込む前に悉く蒸発してしまい、後で大変苦労した。酒の飲み過ぎが一因だったか。

夜、保育園に迎えに行く。最近仕事で時間がなく、弁当を作れない。今日はすき家で夕食だ。雨だったのでバスで帰る。スーパーでカードゲームをして帰宅。ラキューで船を作って見せてくれた。父に似ず器用だな。作るところをビデオと写真撮影。風呂に入った後はサボテンと百合を組み立てた。本を読んで寝る。

最近、布団に入った後、子どもが私の方を向いて体を寄せてくる。去年の末頃からだ。それ以前はなかった。むちゃくちゃ嬉しい。少し喋れるようになった2歳頃は毛布をかぶっても「おかあさん、どこ?」と不安でいっぱいで私のことなど眼中になかったのに、えらい違いだ。今日は就寝時間が遅かったから、お休みといった後あくびを何度かして寝入ったが、日によっては眠りに入る前に暗闇の中で話を交わしたりもする。

「ねえ、お父さん」「何?」「あのね、……」 

父親やってて良かった……。

 

2011.2.25


本日2レッスン(4級、2級)。

4級のJさん、オーバーラッピング、シャドウイングともに問題なし。発音が以前と比べ随分滑らかになっている。それで、相当早いCDの音にも充分付いていけている。ソウル大のテキストを使った音読中心の授業のやり方は間違っていなかったと思える瞬間だ。私の留学時よりずっと上手い。

2級のYさん、32課のパンマルに進む。だが、残念ながら4月に引越しされるので、今日が最後の授業。2007年4月がグループレッスンで初めての授業だったから、約4年間通っていただいた。長い間、ありがとうございました。

볼살の意味は? 「頬の肌」。

 

2011.2.24


本日3レッスン(3級、1・2級、3級)。

3級のIさん、学習方法について話になる。次回から韓作文5問も取り入れることになった。復習にもなり、試験対策にもなる。力がつくはずだ。

1・2級のシューレ大学。体験レッスン。自分の名前をハングルで書いてもらった。

3級のMさん、今日も鋭い質問が出た。出張中の金先生に電話で質問。-고자と-려고の違い、くじ運を韓国語で何というか(당첨운)などなど。オーバーラッピングもシャドウイングもほぼ問題なし。

無料入門レッスンが定員に達した。24時間で3人の申し込み。早い。それでもう1レッスン追加することにした。

「芋蔓式に」の韓訳は줄줄이 사탕처럼。

「ご飯ぐらいちゃんと食べないと」の韓訳は、밥이라도 제대로 먹어야지. '-라도'がこの場合「でも」ではなく「ぐらい」というところがミソ。

 

2011.2.23


本日2レッスン(5級、1級)。5級のOさん、6課終わる。時間があったので、金先生の『日本漂流記1』の読みと和訳。久しぶりに読んだが、面白いなあ。1級のYさん、前回出した宿題のチェックからはじめる。本文の読みが大分滑らかになる。やはり繰り返しが大切だ。

授業がすべて終わって金先生としばし茶飲み話。抑揚の重要性が話題に。発音はもちろん大事だが、抑揚もネイティブと同じようにできて初めてドラマや映画も聞き取れるようになる、という結論で一致。できれば直接、でなければ音源でネイティブの発音・抑揚と同調できるくらい真似るのを繰り返すのが肝要。

10年前留学を終えて帰国し金先生のうちに遊びに行った時、お連れ合いから「方言みたい」と言われ衝撃だったことを思い出す。留学してもこの程度かと。韓国の友人は結構いて週に2-3回は飲んで話していたので大丈夫と思っていたが、友人達は外国人の私に配慮して聞き取り易く話していたのだった。

韓国人の友人知人がたくさんいて結構話せる(と思っている)ことと、自分の韓国語が仕事で使えるほど通用する水準になっていることとの間には深くて長い河がある。というのが、根拠ない自信でドツボにはまった自分の苦い経験から出た結論。日々是勉強。ロー・アンド・ロー……

 

2011.2.22


20日。午前中、溜まっていた新聞を読む。北アフリカと中東が独裁に対する民衆の叛乱で燃えている。サウジアラビアに火が付くと国際秩序が一変するかもしれない。そんな気がした。

昼、息子、その友達のBくん、Nちゃんと遊ぶ。私が友達と遊んでいると、息子が置いてきぼりにされたような寂しい表情。あまり見たことのない表情だ。しばらくすると、たまりかねて、「僕のお父さん取らないで!」

私が怪獣役になって襲う真似をすると、Bくんが蹴りを畳み掛ける。すると、それまで一緒に私を蹴っていた息子が私の前に立ちはだかる形で、「お父さんを蹴らないで!」「お父さんは僕が守る!」だって。

試験のため数ヶ月休んでいたKさんから授業を再開したいとのメールが届く。

夜、翻訳。また寝れず。

21日、結局午前3時まで作業し、納品。5時半に部屋を出て、新幹線で爆睡。朝8時過ぎに京都駅着。そこで次のようにつぶやいた。

今京都に日帰り出張だが土曜から今朝まで断続的に産業翻訳(和訳)計14時間余り時給換算3733円で数字だけ見るとこのご時世結構な仕事だが締切まで緊張継続し心臓に甚だ悪く出来が悪かったり納期が遅れると次がないので徹夜は当たり前で今回も午前3時に納品し韓国ドラマ見て新幹線に飛び乗った。

複数の通訳の仕事に関する打ち合わせを終えて帰りの新幹線に乗り、また爆睡。これじゃあ体壊すなあ。

1レッスン(2級)。Nさんは読みの練習を進めて行くにつれて口が滑らかに。これまでの蓄積が効いているのだ。母娘で勉強……うらやましい。

夜、保育園に迎えに行く。息子が少し甘え気味に言う「ねえ、お父さん」という言葉を聞くと嬉しさで胸がいっぱいになる。帰宅後、別件の翻訳。

レッスン問い合わせのメールが2本届く。

22日、午前中に納品。翻訳は楽じゃない。今回は慣れている分野で難解な言葉がほとんどなく、よかったが、表作成、グラフへの訳語の貼り付けなどは最初にうち物凄く時間がかかって後悔し、生活のためとはいえ請けた己を呪う日が続いた。他の仕事が重なれば徹夜も覚悟しなければならず、寿命の縮まる気がする。

本日1レッスン(2級)。グループレッスンだが、Yさんが休んだのでYさんの個人レッスンになった。復習でずっと読みの練習。90%以上喋ってもらった。発音も抑揚も滑らかだ。

金先生の授業を受けたOさんから、集中講座のリクエストがあった。是非作ろうと思う。また、お知り合いを紹介してもらい、3月に体験レッスンをすることになった。

授業の合間に、翻訳通訳養成講座について金先生と話す。

 

2011.2.19


18日、2レッスン(3級、1級)3コマ。

3級のIさん、初の2コマ連続。いつにも増して発音・抑揚や構文のチェックができた。24課の練習に入った。

3級の実力だが1級のテキストを使っているSさん。ダブル担任制の2回目で、初回は金先生だったので、私は初レッスン。発音と抑揚、基本的に問題なし。3課から始まって6課に進む。将来は翻訳をしたいという。それで、上級に達した段階で翻訳の訓練をすることもできると伝えた。

翻訳ファイルを締切の1時間に送ったところ、届いていないと通訳会社から連絡。すったもんだの末、スカイプやら他のネットメールやらを使って無事送付。iフォンだから何とかなった。

と思ったらまた和訳の依頼がどんどんと来た。来るもの拒まず、すべて請けた。夜眠れず、結局朝6時前まで作業。

19日、受講生の皆さんには大変申し訳なかったが、午前中の授業を金先生に代わってもらって和訳作業。必殺技(方法論はトラドスと同じ)を駆使してブルドーザーのように前に突き進む。

1レッスン(1級)。半年振りに再開したHさんは、この夏に留学するかもしれないとのこと。うらやましい。昨年夏に韓国人の友達が何人かできて、今は毎日スカイプで会話しているという。うらやましい。

3月から無料入門レッスンを始めるようかと考えている。ハングルを読み書きできるようになることが目標。全4回ぐらいで。しかしこれってどこかで聞いたことがあるような……。良い所は猿真似し、悪い所は体面に拘らずすぐ改める、が信条の一つなので、開き直って検討中。

 

2011.2.17


16日、3レッスン(5級、1級、2級)。

5級のOさん、5課終了。和訳の復習も問題なし。1級のYさん、12課の練習問題をじっくりと進める。2級のMさん、次回からダブル担任制で授業をすることになった。

授業に合間に翻訳作業。

17日、2レッスン(4級、1・2級)。

4級のMさん、オーバーラッピングもシャドーイングもほぼ問題なし。私の授業の後、金先生のフリートーキングを続けて受講。今後、ダブル担任制で勉強することになった。シューレ大学で1級と2級の授業。最後は日韓の男女労働者の賃金格差が話題になった。Kさんの体験レッスン。約1年の独学という学習歴に比して相当よく話せる実力だった。聞けば、フランス語と英語の学習経験があるという。そうか。それで耳が良いのだ。

翻訳は明日締切。

 

2011.2.15


3レッスン(1級、1級、2級)。

1級のYさん、初レッスン。ハングルの読み方を学び、単語を発音する。平音と激音と濃音の区別が難しいが、ほぼできた。濃音の説明のとき、アウトビートのスカのリズムを使った。

2-3級の実力のKさん、復習を兼ねて1級テキストを使っている。4課本文から始めて7課練習まで。早い。どんどん進む。授業中、Kさんがほぼ話しっぱなし。平音と激音と濃音がはっきり区別されているので聞いていて心地好い。

2級のYさんとYさん。26課に入る。二人とも発音の正確さが増している。

体験レッスンの申し込みメールが来る。

 

2011.2.14


12日、1レッスン(2級)2コマ。Iさんは2級だが、復習を兼ねて前回から1級テキストを使っている。これがとてもいい。気づくことがたくさんある。1級テキストは侮れない。この授業に刺激を受け、ツイッターで「初級の要点」をつぶやき始める。

夜、金先生とともに、留学時に交換学習をしたJ先生に会う。10年前に大学の後輩である金先生を紹介してくださった。『マル』という雑誌の元記者で数冊の著作もある作家。お互いの近況、韓流から始まって、韓国の今の雰囲気、朝鮮半島の動向、世界平和まで話が多岐に渡った。大学の講義のようだった。

13日、子どもと遊ぶ。「卒園式、淋しい」が最近の息子の口癖。昼過ぎ、金先生の家にお邪魔する。美味しいチヂミとトックッと手作りのチョコレートケーキをいただく。息子、チヂミをバクバク食う。キムチも恐る恐るだが、初めて口にした。あとで聞いたら「美味しかったよ」。15階のベランダから富士山が見えた。子どもがテコンドーの練習の合間、図書館で江戸時代関連の本を読む。中華料理屋で夕食をとり、帰る。

14日、1レッスン(1級)。授業2回目のNさんだが、ほぼ正確に例文を読め、問題を解ける。これまで韓国語をたくさん読み、見て聞いてきた成果だ。

夜、子どもと過ごす。1年前と比べて顔つきが大分変わった。成長の証で嬉しいが、淋しい気もする。

保育園で先生から恐竜展の割引券をもらうと、先生の目を見ながら「ありがとう」。私が「ございます」と継ぐと、後について「……ございます」。ありがとうをするときは相手の目を見てしなさいと私が数日前言ったことを実践。拍手。

子どもを眺めていると、昔の思い出や顔つきや体つきがだぶることがよくある。心の中で時間旅行をしている感じだ。今の子どもを見ながら、昔の子どもと会っている。不思議だ。

 

2011.2.11


2レッスン(4級、3級)。4級のJさん、オーバーラッピングとシャドウイング、ほぼ問題なし。3級のWさん、半分以上フリートーキングになった。

午後からずっと和訳の作業。パワーポイントだ。作図もある。

昨日、小学館の日韓辞典を買った。じっくり読み、使おう。

激音の言い方。格闘技で発する声は自然と息が出て激音になるのではないかと思う。激音の練習をする時は、自分が格闘家になったと思い込むといいかもしれない。타!とか…

 

2011.2.10


本日3レッスン(3級、1・2級、1級)。

3級のIさん、23課の途中まで進む。予習も毎回しっかり準備し、着実に前進。シューレ大学の1級は順調。2級は読みの復習。1級のKさん、12課の買物の場面。お金の発音が難しいが、ゆっくりだと連音化も正確に言える。私の留学時よりずっとうまい。

先日「対訳!芸能ニュース」で「お間抜け」と訳した허당は、「空威張り」が正しかった。허は虚で「空=から」と同じ。以上を金先生との話で確認。また、당は当の字だとするブログが二つあった。

이, 그, 저といった指示代名詞はそれぞれ「この」「その」「あの」。だが、그は「あの」とも訳す。朝鮮語辞典には「(一度話題に上ったこと・話し手と聞き手がともに知っていることを指して)その、あの」とある。噂話で「あの人今何している?」の「あの人」は그 사람。저 사람は見えている人。

濃音はスカのリズムで習得できないかと考え中。ツイッターに次のようにつぶやいた。「スペシャルズって随分古いんですがご存知ですか? 「レゲエのリズム」でもいいんですが。文字で説明するのは難しいですが無理やり書くと、「ンチャ、ンチャ、ンチャ、ンチャ」でして、これを「ンタ、ンタ、ンタ、ンタ」とすると따になるぞ、と……。」

和訳の依頼が来たので請ける。

 

2011.2.9


7日、1レッスン(2級)。Nさんの耳はほとんど「韓国耳」。Yさんの体験レッスンでは、ハングルで自分の名前を書いてもらった。韓国の時代劇の話で盛り上がる。早速来週から1級の授業を始めることになった。

夜、保育園に迎え。誕生日の二日前だが、当日は仕事があって余り時間がないのでこの日に祝うことにする。近くのデパートのレストラン街にあるハンバーグ屋で夕食。コージーコーナーのチョコレートケーキを買って帰宅。ケーキに蝋燭を6本差して火を付け、部屋の明かりを消して、♪생일 축하 합니다。子どもが火を吹き消す。部屋の明かりをつけ、ケーキを取り分けて食べる。手紙を子どもに渡す。黙読している! この前まで音読していたのに。そうか。絵本を読み聞かせるときに眼で字を追い、自然に黙読していたのだ。手紙は次のように書いた。

てっちゃん 6さいのたんじょうび おめでとう!
おとうさんは てっちゃんが せかいで いちばん だいすきです。
てっちゃんと いるときが いちばん たのしいです。
てっちゃんが いるから おとうさんは せかいで いちばん しあわせな おとうさんです。
てっちゃん。
うまれてきてくれて ありがとう。
いてくれて ありがとう。
おとうさんは いつも いつまでも てっちゃんの みかただよ。
たくさん あそんで たくさん たべて おおきくなってね。それが いちばん うれしいよ。
これからも よろしくね。
にせんじゅういちねん にがつ ここのか
おとうさんより

読み終わって身じろぎしない子ども。「どうしたの?」と訊いたら、両手で眼をこすり始めた。何度も何度も。

泣いている。

泣き声を上げながら私にしがみついてきた。おお。こちらも思わず貰い泣き。

「みかた」の部分はラジオで聞いてきた田岡由伎先生の言葉が参考になったが、私も誰かに言ってもらいたい言葉だ。子どもがもう少し大きくなったら、言ってくれるかも。どうかな?

二人でケーキを半分ほど食べ、風呂に入り、絵本を読んで寝た。

8日、2レッスン(3級、2級)。

3級のMさん、本文が通常の3倍ほどある29課「거울」を終え、30課に入る。いつものように鋭い質問を矢継ぎ早に。途中、金先生にも登場してもらう。私の留学時より内容をはるかに蓄積している。

留学したときは一クラス15人スタートだったから、個人レッスンとは喋る量が違いすぎるのだ。手前味噌でもあり変な話だが、初級から中級にかけて個人レッスンを受けられてうらやましい。

2級のYさんとYさんは以前と比べて随分上達している。聞き取り問題が早くて難しかったが、繰り返して聞けばほぼ全容が分かった。ハングル検定3級の聞き取り問題の水準に匹敵する。

夜、旧知の友と久方ぶりに飲む。仕事が終わってから午後10時に駅改札で待ち合わせ、近くの居酒屋へ。彼女はビールとチューハイ、私はウーロン茶にキリンフリー。刺身やサラダを肴に家族や友人たちのあれこれで話に花が咲く。絵をもらう。外に出ると雪。終電はなく、家まで30分ほど歩く。1時過ぎ帰宅。

9日、3レッスン(3級、5級、1級)。

3級のKさんは29課の「거울」。シャドーイングが抜群によく、驚いた。日頃の練習の賜物だ。

5級のOさんは4課を終了。残り時間を使ってフリートーキング。業界の話になる。

1級のYさん。12課の「語彙と表現」まで終わる。音読練習の反復に次ぐ反復。すると授業時間内でも着実に前進する。

夜、担当の日ではなかったが子どもに会って、約束したシュークリームを一緒に食べながら誕生日を祝う。「おめでとう」「ありがとう」。テコンドーのプロテクターが届いていた。それを着けた子どもと「バトル」。力が強くなっている。

以下、発音に関するここ数日のツイッターでのつぶやき。

よく出る例ですが、案内の「案」が、案外や餡子がです。 ご存知なら、都はるみの「あんこ椿は恋の花」のこぶしをきかす所の「あ、あんあ、あんあ、あんあ」の「あん」の「ん」の部分を「んぐ」寸前まで強めて言うと、になります。

激音は、口の前にやや離して掌を置き、そこに息をぶつけるようにして発音します。 は唾吐くように「ペエ!」は仮面ライダー。濃音でしたら「真っ赤」という語をまずイメージしてそこから「真」を消し、残った「っ赤」を発音します。スカのリズムで濃音というのも考えていますが未完成です。

は蛸のように口をすぼめた上でこれでもかというくらい突き出した「お」。は指二本ほど入るくらい口を縦に開けた「お」(とソウル大語学研究所で1級のとき教わった)。

 

2011.2.6


昨日から一泊二日の出張。移動中の新幹線でこの間溜まっていた新聞を読みまくる。宿泊先のホテルで英語とスペイン語の音読。

帰宅後、芸能ニュースを翻訳し掲載。今回は番外編で野球の記事。受講生Kさんのリクエストに応えた。

 

2011.2.4


昨夜眠れず、「私の名前はキム・サムスン」第14-16回を徹夜して見る。すべて見終った。前編を通じてキム・ソナの演技が良かった。オ・ジヘの次に好きな女優になった。

本日2レッスン(2級、1級)。

2級のSさんとHさんのグループレッスン。29課終了。基礎力がしっかりついている。発音も良い。

1級テキストを使っている中級のSさん。9課まで進む。鼻濁音と激音のコツ、数字の6の発音が三つあることと電話番号などでの6がらみの発音、'-고'と'-아서/어서'の違い、ㄴパッチムのあとの'이, 야, 여, 요, 유'が'니, 냐, 녀, 뇨, 뉴'になる変化など注意すべき点が盛りだくさん。発見がたくさんあったようだ。1級テキストは侮れない。

 

2011.2.3


本日2レッスン(2・1級、1級)。

シューレ大学で1級は2課に進む。続いて2級は鋭い質問がいろいろ出た。形容詞の副詞化に始まり、日韓の食文化の違いまで話は広がった。テキストは進まなかったが、こういう話になるのも面白い。

1級のKさん。月日の読み方で苦労する。数字は難しいのだ。落ち込む必要はない。「駄目だ」とよく口にするKさんだが、駄目なことは全くない。私に言わせれば、着実に前進している。

昼、「英語→韓国語」の翻訳を仕上げる。第一次翻訳を私、チェックを金先生が担当。作業がよどみなく進んだ。が、締切ぎりぎりに納品。英語の勉強になった。

先週撮影した写真と動画をホームページに載せる。髪は薄くなり、額の皺は増え、痩せた。顔に比べて手がでかい。世間様に晒せる面ではないが、これも営業だ。恥を忍んでアップ。これでホームページの基礎工事は終わった。一安心。

夜、留学の話などを金先生とする。仕事の話も交えながら。金先生の手にはマッコルリの入った沈寿官監修の薩摩焼の黒茶碗。さっき、夜中の12時前に金先生、帰宅。これから「マイ・プリンセス」を見るそうだ。私は今頃「キム・サムスン」の第14話。

 

2011.2.2


本日2レッスン(5級、1級)。

5級のOさん、3課に進む。テキスト学習のあと、フリートーキング。中国語も週3回勉強しているのでトリリンガルだ。以前と比べて出張が減っているのではないかというOさんの指摘にどきっとする。確かに。不況だからだろうか。

1級のYさん、12課に進む。買い物をする場面だ。多忙のため、授業はゆっくり進行。しかし、音読練習を重ねているので、一つの課が終わる頃には本文を滑らかに読めるようになっている。

韓訳の依頼が来たので請ける。

昨日受けた英語原文の韓訳に苦戦。明日が締切なのだが。

金先生の知り合いのセジュルアジョシが訪問。ホームページについて細かく打ち合わせ。話を聞いて期待が膨らむ。

先日撮影した写真が届いたので、ホームページの写真を取り替える。教室の様子が分かる内容だ。講師の顔写真も初めて載せた。自分の顔が似顔絵とそっくりでびっくり。

 

2011.2.1


30日、子どもと一日遊ぶ。

肩車、やってみたら、まだできた。公園をはしごする。鬼ごっこをして、子どもがふざけて靴を私の顔に投げた。目に当たったので、ベンチに座って休んだ。数分後、子どもを見ると、不貞腐れたように丸太の上に横たわっている。「家に帰るよ」というと、起き上がって寄ってきた。「てっちゃんの靴、眼に当たって痛かったよ」というと、いけないことをしたと思ったのだろう、声を上げて泣き出した。泣きながら、両手を私の腰に回して抱きついてきた。私の腹に顔を埋めて泣きじゃくる。そして、「お父さん、100円持ってる?」 問題意識は完全にカードゲームへと向かっているのだった。

夜、子どもの誕生日の贈り物に約束した地球儀をネットで探す。

31日、2レッスン(2級、1級)2.5コマ。

2級のNさん、人生相談になった。続いて、Nさんの娘のNさん、1級の初授業(実は数ヶ月前に一度だけ授業をしたことがある)。K-POPを聴き込んでいるだけあって発音がいい。お母さんと同様、耳がいいのだ。若いので飲み込みが早い。発音練習を終え、1課に入る。10代を教えるのは、シューレ大学を除けば初めて。

夜、保育園に迎え。リンガーハットでちゃんぽんと固めんと餃子を食べる。量、多すぎ。アニメ「フェアリーテール」を見て風呂に入り、ラキューで遊んでにんたまらんたろうの本を読む。寝る。

2月1日、2レッスン(3級、2級)。

3級のMさん、29課「거울」の本文の長さにぐったり。だが、読みは抜群にいい。2級のYさんとYさんのグループレッスン。読みがうまくなっている。それに、CDの音を使った練習を積み重ねてきているので、発音と抑揚が二人とも綺麗で、合格点だ。

英語を韓訳する仕事の依頼が来た。ネイティブ・チェックも合わせて1ワード12円。相場が分からない。英語の勉強になると思い、請ける。

 

2011.1.29


28日、2レッスン(4級、3級)。

4級のJさん、予習をしっかりしていることがよく分かる。先週体験レッスンを受けた3級のSさん、今日が2回目。基礎固めのために1級テキストを使って復習。発見も多く、役立っているようだ。

夕方、保育園に子どもの迎え。帰る途中、「肩車をして」というので持ち上げようとしたら、重たくて持てず、断念。大きくなった。夜、ラキューで海賊船を一緒に作る。

29日、2レッスン(2級、2級)。FさんとTさん、気分一新で練習問題をスイスイと進む。1級テキストから始めたので、ともに発音と抑揚が非常にいい。十分通じる水準だ。基礎の大切さを再確認。継続は力なり。Kさん、4課に進む。やはり1級テキストからなので発音と抑揚が良い。

 

2011.1.27


朝、保育園で発表会。ピアニカなどの演奏と芝居「西遊記」。子どもは沙悟浄役。ビデオに撮る。

本日4レッスン(3級、1・2級、3級、2級)。今日は忙しかった。

3級のIさん、23課に入る。韓国耳が大分出来上がっている。シューレ大学の1・2級。風邪や体調不良で欠席の受講生、早く直ってもらいたい。3級のMさん、快調。2級のOさん、4課後半まで進む。

 

2011.1.26


本日4レッスン(2級、5級、1級、2級)。

2級のYさん、あと2課と半分でテキストが終わる。

5級のOさん、再開2回目。中国語の勉強などについてフリートーキング。

1級のYさん、聞き取り能力が上がっている。

2級のMさん、構文がきちんとできている。

昼、図書館に行き、朝鮮半島関連の本を借りる。

 

2011.1.25


昨日1レッスン(2級)1.5コマ。

Iさんの授業を娘さんが見学。お母さんの影響で、独学でハングルが読み書きできるようになった。今では難しい質問をするまでになった。そして、来週から受講することになった。親子で勉強できるなんて、うらやましい。

夜、保育園に迎え。昔録音した息子の声を聞く。4歳ぐらいのときの舌足らずの喋りを聞きながら一緒に大笑い。大笑いしながら息子の顔を見る。この子がいてくれて幸せだなあ。

本日2レッスン(1級、2級)と体験レッスン2。

ホームページに掲載予定のビデオと写真の撮影があった。受講生のKさんは緊張気味だったが、ちゃんと構文ができていた。

2級のOさん、いきなりの韓訳復習に戸惑っていたが、徐々に慣れていった。

無料体験レッスンのKさんとTさんはともに来週から授業を開始することになった。楽しんでもらえたようだ。私たちも楽しかった。

先週、今週、来週の三週間で6人が受講を開始もしくは再開することになる。更なる精進が必要だ。

通訳案内士試験対策専門校の最大手、ハロー通訳アカデミーが今年2月28日で閉校するというニュースを数日前知る。衝撃。

 

2011.1.22


20日、5レッスン(3級、4級、2級と1級、1級、2級)と体験レッスン。

3級のIさん、「難しいですね」と言いながらも、ちゃんと構文ができている。

4級のMさん、後半のフリートーキングで「マイ・プリンセス」の話に。参加してもらった金先生の背景に関する説明に、目を輝かせながら聞き入っていた。集中度抜群だ。

シューレ大学では2級と1級を25分ずつ教えている。1級では1課を1日で終えることができ、驚いた。

1級のKさん、9課に入る。独学を積み重ねてきただけあり、まだ復習の段階で、進み具合が早い。

2級のKさん、個人レッスン2回目。話す量の多さに最後の方はメロメロになっていた。韓国語を集中して1時間弱話すことはめったにないので、いい勉強になるはずだ。

体験レッスンを受けたSさんから、その日の夜に届いたメールの一部を引用する。

「今日はありがとうございました。
想像を200%超えるほどの授業を受けさせていただきました~
あまり簡単に目からウロコは落ちないほうですがww
今日はメガネまでもが落ちそうでした。
モチベーションも200%ほどアップしました。
そこで、この今の気持ちを大切に(笑)少々気合を入れてがんばってみようかと・・・」

Sさんの水準は中級だが、抜け落ちている部分の確認と復習を兼ねて、1級テキストから始めることに。今後の体験レッスンで中級の水準の人にはこのやり方を進めようと思っている。基礎を固めれば、伸びる速度は結局は速い。長期的に見れば効率的なのだ。体験レッスンではSさんのやる気にわれわれの方が圧倒された。気持ちがあれば、半分以上成し遂げたも同然だ。来週からダブル担任制で週2回受講することになった。

21日、午前中、『韓国語似ている動詞使い分けブック』と英語とスペイン語の音読練習。続いてホームページの更新。ここの所「粒訳」と「対訳!韓国芸能ニュース」を毎日更新している。夕方、保育園に迎え。子どもがテコンドーの練習している間、近くの図書館で『ビジュアル・ワイド江戸時代館』(小学館、2002年)を読む。面白い。スーパーで惣菜を買い、家で作ってもって行った肉野菜炒めおよびご飯と一緒に食べる。風呂に入り、本を読み、寝る。夜、体験レッスン申し込みの電話があった。

22日、3レッスン(3級、2級、2級)。

3級のTさん、2コマ連続で受講。時制など昔習ったことを再確認しながら進む。忘れている表現もあるが、指摘を受ければ思い出せるから大丈夫だ。「覚える-忘れる-覚える-忘れる……」を繰り返して語彙や表現は定着していくからだ。

2級のSさん、発音や抑揚は問題なく、構文もよくできている。

2級のIさん、今後の学習計画などについて話す。やる気満々ではないか。いいことだ。受講も定期化することになった。実力は確実に伸びるはずだ。

夜、子どもとご飯を食べ、風呂に入り、「ゲゲゲの鬼太郎」の絵本を読み、寝る。午前様で帰宅。

 

2011.1.19


今日から日本橋三越本店新館7階ギャラリーで始まった「歴代沈壽官展」を金先生とともに午後観る。素晴らしい技術と感覚。感動。薩摩焼の桃源郷のような世界に引き込まれた。行ってよかった。

本日2レッスン(5級、2級)。

5級のOさん、約1年ぶりに授業を再開。復習を兼ねて5級テキストの最初から。年末に釜山へ一人で旅行した話を韓国語で。最近中国の学習も始めたそうだ。英語も継続しているとのこと。日韓中英……4ヶ国語ではないか!

2級のMさん。予習に時間がかかるそうだが、きちんとした方が基礎力がつく。基礎力が付けば必ず伸びる。発音・抑揚ともにほとんど問題がない。

河村光雄・盧載玉・梁貞模『韓国語似ている動詞使い分けブック』(ベレ出版、2007)を音読。これと油谷先生の『間違いやすい韓国語表現100』の初級編および中級編を、ソウル大テキスト3級が終わったぐらいで勉強すると、強力な試験対策になると思う。

 

2011.1.18


本日2レッスン(3級、2級)。3級のMさん、今日も鋭い質問を矢継ぎ早に。「-아/어 버리다」と「-고 말다」の違いなど。グループレッスンだが今月だけ個人レッスンを受ける2級のOさん、「喋りすぎて口が回らなくなった」。授業時間の三分の二ぐらいは受講生が話すので最初は大変。しかし、回を重ねるにつれて慣れていく。

「対訳!韓国芸能ニュース」をホームページにアップ。初記事はイ・ヨニとシム・チャンミンの新ドラマ。初見の単語がいくつかあった。

 

2011.1.17


朝、子どもからの電話に目が覚める。「お父さん、今日ガンバライドするからカード持ってきてね。」「わかった」「じゃあ、切るね」

保育園にカードゲームのカードを持って行ってはいけないので、昨日子どもから7枚預かり、今日持って行って渡すことにしていたのだ。

本日1レッスン(2級)。2級のNさんの娘さんも受講を考えているそうだ。大歓迎。親子で韓国語を学ぶとは羨ましすぎ。

夕方、保育園に迎え。開口一番、「早くガンバライドしたい」「今日一日、カードゲームのことで頭いっぱいだったんじゃない」「うん、一杯だった」

近くのおもちゃ屋でガンバライドをし、牛丼屋で牛丼を食べ、帰宅。ラキューで作った蟹を見せてくれた。風呂に入って、ウルトラマンの本を読み、寝る。

 

2011.1.16


先週、体験レッスン申し込みの連絡が二つあった。一つはメール、もう一つはツイッターだった。また、レッスン再開の連絡も二つあった。ホームページの内容を充実させようと金先生と二人で連日パソコンや携帯のキーを打ちまくっている。ツイッターも、特に金先生が休む間もなく書き込み続けている。教室の宣伝ということもあるが、韓国語学習者の役に少しでも立てばと思いながら作業している。見ている人がいるのはとても心強い。ありがたいことだ。

一日子どもと遊ぶ。子ども、「ラブ注入!」のギャグを連発。朝、まずカードゲームのダイスオー。続いて近くの公園で1時間。公園の向かい側のパン屋でパンを買って食べ、別の公園に移動し、そこで駆け回る。うちに帰って私は昼寝をし、子どもは小さなブロックで組み立て遊び。夕方、テコンドーの練習。その間、私は図書館で江戸時代関係の本を読む。夕食は帰宅途中の回転寿司に寄り、二人で17皿を食う。歩きながら、「僕、お父さんに『肩車して』って言わなくなった。僕、変わった」と子どもが自分の変化を発見。

 

2011.1.15


昨日2レッスン(3級、4級)。

Iさんのレッスンでは、最近の韓国語教室や学習者の現状について話になる。Iさんはネットやツイッターからの情報収集に長けていて、聞く話はみな参考になる。韓国語能力試験6級合格を目指しているが果たせない人が結構いるそうだ。うちの教室で6級を終えて、使用した教科書の内容に習熟すれば、能力試験6級合格は充分可能だ。

Jさんは、金先生のフリートーキングに続いて、テキストを使った私の授業。本人は「ああ、駄目だ」と嘆くが、シャドーイングなどすらすらではないか。

ツイッターでもらった質問に対する回答をホームページの掲示板に書く。金先生も加勢。勉強になった。

夕方、子どもがテコンドーを練習している間、ノートパソコンで1000字ほど韓訳。帰宅途中にスーパーで惣菜と鮭の刺身を買い、作って持っていったご飯、ナムル、揚げ豆腐と一緒に食べる。おばあちゃんが毎月送ってくれる絵本が届いていたので、それを読み聞かせて寝る。父娘が森に行き、ミミズクを見る話。

本日2レッスン(2級、2級)。

最初のグループレッスンでは、いろいろ話になり、人間関係の難しさとともに、人と人がつながることの大切さを痛感。

Iさんのレッスンでは、-려고 하다, -ㄹ 것이다, -겠다の違い、-아서/어서, -니까, -기 때문에の違いについて説明。文法の重要性についても話す。

 

2011.1.13


本日4レッスン(2級、2級、1級、2級)。

最初はグループレッスンだが、Sさんが休んだのでHさんの個人レッスンに。最後に金先生に加わってもらってフリートーキングも。

シューレ大学の講座も金先生と行う。発音チェック中心。受講生はみな緊張していた。しかし全員、韓国で通じる水準の発音と太鼓判をもらった。テキストを使って音読を重ねた練習の成果を改めて確認した。これまでの学習法は間違っていない。

1級のKさん。復習を兼ねていることもあってどんどん進み、4回目なのに7課が終わるところまで進んだ。

2級のKさん。いつもはグループレッスンだが、今日は個人レッスン。目いっぱい喋ってもらう。4課に入った。

 

2011.1.12


約1年間休講していた5級のKさんから受講再開のメールが来る。月2回で金先生と私のダブル担任制で授業をすることに。

本日3レッスン(4級、2級、2級)。

4級のYさん、19課に進む。読みが滑らか。

2級のIさん、金先生も参加。最初に、昨年末の韓国旅行、韓国語学習者同士で連絡を取り合っていること、この3年間ずっと韓国人の知り合い作りに励んできたがなかなかうまく行かないこと、以前通っていた教室から営業のメールがよく来る、などについて話す。ミリネで企画中の料理教室を「期待しています」。私がテキストを進めた後、金先生が発音チェックし、最後にフリートーキング。ダブル担任制のダイジェスト版になった。目標は韓国語が自然に口から出ること、そのためには練習を積み重ねること、の2点を確認。授業が終わって「楽しかった」とIさん。

2級のMさん、4課に進む。1級の最初から受講しているので、基礎がしっかりしていて、発音も抑揚もほぼ問題ない。

 

2011.1.11


本日1レッスン(2級)。グループレッスンのYさんとYさん、ともに年末年始に韓国旅行。うらやましい。

 

2011.1.10


数日前、休講していた2級のIさんから受講再開のメールが来る。今週から始めることになった。半年振りだ。

本日1レッスン(3級)2コマ。Tさんの授業では、2級後半に載っている書き言葉と間接話法の復習を終え、3級テキストの復習。練習の回答と聞き取り問題の書き取りもした。理解しづらい部分は今日のように書く作業も含めてじっくり進めて行くのが効果的だ。

休講していた5級のOさんから受講再開のSMSが来る。来週から再び始めることになった。11ヶ月ぶりだ。

子どもと夕食を食べ、風呂に入り、本を読んで寝かし付ける。

 

2011.1.9


「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国」を品川プリンスシネマで子どもと見る。ウルトラマンゼロは強かった。その後、デパートの屋上で一緒に跳ね回って遊んだり、カードゲームをしたり。子どもがテコンドーを練習する間、近くの図書館で江戸時代関係の本を居眠りしながら読む。ファミレスで粉食の晩御飯を食べ、帰宅。

映画を見るとき、電車に乗っているとき、子どもが甘えて寄りかかってくる。家で食事をするとき、私の胡坐の上に約20キログラムが座ってくる。小学生になったらこういうこともなくなるだろうから、今のうちに楽しんでおこう。今日は肩車もしたし。

そういえば、先日、子どもがランドセルを見せてくれた。いろいろ説明してくれる。横断歩道を渡るときは手を上げるようになった。昨年小学校に行って習ったようだ。今日は寅次郎じゃなくてシマジロウの付録の腕時計をして、数ヶ月前まで読めなかった時刻を読み上げながら何度も確認していた。そして、午後4時になるはずのブザーが鳴らず、気にしていた。

知恵がついていっている。

 

2011.1.8


昨日の午前中、年賀状の返事を書き、投函。夕方、子どもと過ごす。テコンドーの練習。今月下旬に昇級審査を受けるそうだ。作って持っていったナムルと焼き豆腐、それにスーパーで買った刺身で夕食。おどけて猿の真似を最近よくするが、顔がそっくりで思わず笑う。帰宅後、ホームページの空き時間表(受講生専用)で悪戦苦闘。午前2時就寝。

本日、4レッスン(3級、2級、3級、4級)。3級のMさんは新年早々鋭い質問を連発。作業中の金先生にたびたび登場を願い、答えてもらう。勉強になる。2級のSさんは、久しぶりだが、聞き取り問題はほとんど問題ない。韓国耳ができている。3級のTさんは、昨日まで行ってきた台湾旅行についてフリートーキング。続いて間接話法の復習。4級のYさんはテキストの前半を終わり、18課に入る。聞き取り問題はきわめて難しかったが全問正解だった。

夜、ホームページ作業。時間がかかり、ぐったり。でも、右往左往の末、なんとか到着地点が見えてきた。

 

2011.1.6


本日3レッスン(4級、2級、1級)。

昨年の目標を振り返る。それは次の通りだった。

「1. 韓国語試験対策用の教材を作る。上級用例文集はすでに着手した。中級・初級の例文集も発行する予定。」

嗚呼。昨年も掛け声倒れに。

「2. 韓国語以外ではスペイン語の学習を1日1時間続け、年末に中級に達し、来年ラテンアメリカに行ってくる。」

昨年前半までは学習を続けたが、後半挫折。中級どころか初級の前半を彷徨っている。

「3. 中国語と英語の学習はそれぞれ1日30分続ける。」

中国語は半年間続いたが、結局中断。英語は、落ちたけれども通訳案内士試験を受けたことが動機付けとなり秋ぐらいまで続いたが、その後忙しくなるとともに中断。

今年の目標。

1.韓国語能力を上げる。授業・通訳・翻訳など仕事の範囲の語彙と文法はいいのだが、その範囲外の表現をどんどん忘れて行っている。これまで忙しさにかまけて怠っていた、音読をし辞書を見て調べる作業を、今年は続けよう。

2.英語とスペイン語の学習を1日30分続ける。

今年は控えめに設定。

息子が健康に育ちますように。

 

2011.1.5


司馬遼太郎『故郷忘じがたく候』を読了。話は面白かった。が、解説が小説の単なる要約に過ぎず、ひどかった。

年末年始の休みが終わり、帰京。ホームページの手直し作業。

今年もよろしくお願いします。

不定期日記2010年

不定期日記2009年

不定期日記2008年

不定期日記2007年後半

不定期日記2007年前半

不定期日記2006年

不定期日記2005年

不定期日記2004年

Copyright (C) 2011-2020, Rindomukuge Kobo,, All Rights Reserved